2014年11月4日。
手術室へ入室時間5分前に
看護師さんの介護のもと
病室から車椅子に乗せられて手術室へ。
入り口で
旦那に
がんばれ、いってらっしゃい
と
おでこ叩かれてすでに泣きべそのあたし。
そして旦那とバイバイ。
手術室入ってベッドに寝かせられ
大勢のマスクマン&ウーマンに囲まれて
もうスピードで麻酔にとりかかる。
気づいたときには下半身がしびれて動かない。
その下半身には
もうスピードでなにやら処置され始め
上部では麻酔の効き具合確認。
あたしは元々麻酔が効きづらい。
やはり増量…。
右腕には血圧計。
左は脈拍計…かな。
顔だけフリー。
なぜかあたし元気に喋る喋る(笑)
そして
あっとゆーまに始まった。
始まって数分後
あたしの主治医であり執刀医から
「はい!おめでとうございまーす!」
と聞こえた。
あたしの頭部にいる麻酔科医が
「はやーい!」
と言う。
。。。
なに?今赤ちゃん出たってこと??
あたし困惑…。
あたしの身体には
変わらないペースで作業され続け
あたしは
え…あたしの子は産声あげなかった…
大丈夫なんだろうか…
と
すでに涙ぼろぼろ。
すると数分後
顔馴染みの助産師が
「ご面会いいですか~!」
と
ハツラツした声であたしの顔もとへやってきた。
顔もとには
うあーうあー泣きながら抱えられたちっこい赤ん坊が見える。
これがあたしの子?
と
困惑しながら涙止まらず。
助産師が少し手に触れさせてくれて
すぐにいなくなった。
下半身に立ってる主治医が
あたしの顔もとにひょいっと顔を出し
「おめでとうございます!」
と
その美貌をふりまいてくれた。
そして
あたしの身体は
変わらず作業され続けている。
痛みはないが
引っ張られたり押されたりしてる感触なのだ。
麻酔科医に
「眠りますか?」
と聞かれ
打ち合わせでは眠る予定だったのに
なぜか
「薬いいです!起きてます!」
と答えたあたし。
こっからが
なぜか
長い長い!
先生たちは
あたしの腹を閉じながら
なにやら
全く関係ないことを
楽しそうに会話している。
それはそれでおもしろかったが。
とにかく
ながーく感じたので
やっぱ眠っときゃよかったかな…
と
少し感じながら
終わりまで耐えた。
じきに終了。
病室のベッドが横につけられ
いちにのさん
で
あたしは
宙に浮かび
ベッド移動。
その瞬間がおもしろくて
「わーぉ!」
と
口走るあたし。
周りは
どよ笑い。
顔馴染みの病棟看護師さんと旦那が顔もとに見えた。
旦那は
がんばったね!
と
頭撫でてくれた。
赤ちゃんちっちゃかったねー!
と
いつもの旦那の調子で言ってきた。
あたしは
ねー!
と
答えながら
すでに
麻酔の副作用が
始まっていたのだ。
病室に戻る途中から
ベッド上で
激しく嘔吐。
病室着いて
とにかく口乾いてるのに
なにも飲めないことのしんどさ。
さらに
全身ガクガク震えだした。
旦那が手を握って身体を擦ってくれながら
さすがアル中~
と
笑わせてくれる。
術後の手当
が
看護師さんにより施され
旦那は
仕事までの時間ぎりぎりまでいてくれた。
そっからは
魔の一夜が待ち受けていました。
続く…。