1/6授業 金Bクラス 安藤忍 | インターナショナル・メディア学院東京校

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1/6授業

金Bクラス

安藤忍


新年初授業でした!

1コマ目:宮先生

新しい台本を頂きました!

先生方からよく薦められる本「演技核心論」からの抜粋を台本として使いました。

病気か何かで自分の余命を知るBが、家族や恋人らしきAに対して別れと、幸せは他
人に頼らず自分の力で掴むんだと告げるシーン。

台詞だけ与えられた状態で、2人がどんな人物でどんなシチュエーションなのかは各

自ペアを組んだ時に決めるという形になりました。

私たちのクラスは7ペア、男女ペアが4組、女ペアが3組になりましたがそれぞれ異
なる色があり、周りの人の演技を見ることがいかに大切かを改めて感じましたキラキラ

恋人・親子・兄弟姉妹・腐れ縁・友達・中には主人格と別人格という設定で考えたペ
アもありました。すごい。

ここで一番やってはいけない事、それは

なんとなくそれらしい台詞をそれらしく読む。

Bは余命幾許も無いのならなんかこう…線の細い感じで悲しそうに、
AはBに別れを告げられて辛そうにしてみたりして…


宮さんの授業でよく言われる事は、台本上の人物の関係性を明らかにすること

どんな2人が、どんな経緯を経てこの関係になり、どんな時間を過ごし、どんな思い
出を築いてきたのか。

この台本に入る前はどんなストーリーが進んでいたのか、
今回の台本で言えばBが自分の余命を知ったのはいつか、AはBの余命の件を知って
いるのか、Bはどんな思いでAにそれを告げるのか。

それによってはAもBも感情の方向性が変わってくるので、短時間で考えることはた
くさんあります。

今回の台本では沈黙が多く、その沈黙をいかに上手く利用するか、沈黙の中にも心の
声は流れ続け、それをすることによって表情や空気から見ている人にも伝わるものは
伝わるのです。

他の先生にも言われる事ですが、
感情は声に出すだけが演技ではなく、溢れるものを抑えようとすることでより外に伝
わることもあります。
心の声、重要です。

人数の関係で私は2つのペアに入ってそれぞれ少し違ったAをやらせて頂いたんです
が、いやはや難しいあせる

Bの余命云々カミングアウトの後にAが「…ウソ…」と言うのですが、

AがBの余命を知っているのか知らないのか、それだけでも特に大きく変わってしま
う台詞です。

両ペアで両方やらせて頂きました。

んー…深い!!!

短い台詞ほど難易度が高いと私は思っています。
自分の作り込みがいかに甘かったかを再認識しました…
まだまだ精進致します!!!

関係性ですよ皆さん!!!
そこから生まれる感情が大切です!



2コマ目:勝田先生

まずは発声から。

変則五十音(アエイウエオアオ)を、足を肩幅以上に開き腰を落とした状態で、リズム
に乗せて行毎に音を1つずつ増やしていくのをやりました。

勝田さんの授業では基本的にいつもやるのですが、意識の分散も必要(ワ行は1音が
10個になる)で、
頭で数を数えすぎて発声や姿勢への意識が疎かにならないように気を付けなければい
けないので毎回汗をかきます…。
終わった後は足もプルプルするのでもっと鍛えます!ついでに細くします!!!

発声が終わり、次は滑舌のテキストを使った練習です。

漢字の読み方、アクセントやイントネーションはもちろん、無声化や鼻濁音もしっか
り意識しながら一人ずつ文章を読んでいきます。

一人が文章を読んだ後にみんなで揃えて復唱するんですが、
読み間違えたりつっかえたり、少しでも違和感があればお互いに注意しあって修正
し、最初の文章から読み直しなので、聴いている人もしっかり耳を使うし、読む人も
緊張感を持って進めていきます。

今のところ、私たちのクラスの鬼門はカ行。
無声化と鼻濁音に捕われ抜け出せていません…
自分が何を苦手としていつも引っ掛かるのはどこかをきちんと把握することが大切で
すね…。

無声化する音は、
キ・ク・シ・ス・チ・ツ・ヒ・フ・ピ・プ、例外としてシュ
の11個。
その音の下にカ・サ・タ・ハ・パ行が来ると無声化し、2連続での無声化は無い、
という事をしっかり理解しておかねば。
以前授業内で私含め無声化の条件を完璧に答えられない人が多かったので、この機会
に思い出す意味も込めてこの場に書かせて頂きました。


そしてナレーション原稿へ。

とあるパティシエを紹介するもので、短い文章の中で聞いている人に内容がしっかり
伝わるように、興味を持ってもらえるように読んでいくことが重要になります。

自分の中でイメージをしっかり持って、発声も滑舌も気をつけながら読む、

私は特にラ行が苦手で、そこにナ行やタ行ダ行が続くとボロボロに…
行に限らずエ段の口の開きや時々鼻濁音なども指摘を頂いたりしまして、外来語の母
音読みも併せて練習しています。

人によって苦手なものは違うので、それぞれが自分の弱点を理解して直す努力を重ね
いけばきっといつか「前より滑舌良くなってきてるね!」とか「なんか最近声の調
子いいね~」とか、
言って頂けるようになるんです!!!

もっと努力します…!



新年初授業の金曜Bクラスでしたが、相変わらず騒がしくて楽しいクラスです!
これからもお互いに切磋琢磨しながら成長していきたいと思いますので、
今年もよろしくお願い致します!!!