2/14土曜ベーシックⅡ授業 | インターナショナル・メディア学院東京校

インターナショナル・メディア学院東京校

インターナショナル・メディア学院東京校の授業の感想文や学院生の現場のレポートなどをお届けします!

1コマ目
ロングトーン、表現と発声を意識した歌を使うトレーニングについて。

ロングトーンはただ長く声を出すわけではない。
はっきりと口を母音の形に大きく動かし、のどの奥を開け、遠くに声を届ける意識を持って声を出す。
歌を使ってトレーニングをすることは、歌詞(台詞)にこめる感情や抑揚、長いセリフという意識でのロングトーン、更にリズムなど、様々な要素を複合的にトレーニングすることが出来る。
特に、歌のリズムを修得することは、普段使っている自分のしゃべるリズムに、変化を加えられるチャンスとなる。
自分のリズムしか持たないのでは、自分しか演じられない。



2コマ目
セリフを話す際に、そのシーンに必要なものに嘘をつかない。
覚えてしゃべるだけでは絶対に言葉にならない。
例えば、パレスチナの問題について話すセリフがあったとして、自分がその問題を知らない、気にならないのでは、そのことについて真剣に考えている人としての言葉は出せない。
多分こんな気持ちだろう、こんな感じに言えばそれっぽいでは、嘘くさい、白々しいものになってしまう。
たった一言であっても、なぜ?何のために?どこで?誰が誰に?等等を、自分の中で明確にしておかないと、言葉にならない。
一般的にここはこんな感じだろうと考えて、出来た気になっていた自分が怖い。


土曜ベーシックⅡクラス
五十嵐結