キンテロパナテラス
QUINTERO Panetelas
キンテロはキューバで1920年代に誕生したメーカーです。
首都ハバナではなく中央部南海岸にある、シエンフエゴスという港町で
立ち上げがなされました。
ここはカリブ海に臨む天然の良港で、砂糖の輸出港や漁港、そして
軍港でもあります。
キンテロの箱には美しいビーチが描かれていますが、「南の真珠」の
異名を持つこのシエンフエゴスのイメージでしょうか。
葉巻職人の手作業だけではなく機械でも巻かれた銘柄が多く、
そのためかキューバ産葉巻としてはお手頃さが目立ちます。
今回は2015年11月現在で1本750円の、パナテラスをご紹介します。
葉巻本体からはそれなりに獣香がします。
表面は非常に筋張った印象で、まるで木の枝のようです。
キューバ産のモンテクリストやロメオ・イ・フリエタなどと比べると、
随分荒々しい外観です。
長さ12.8直径1.4センチほどと、それなりのサイズ感があります。
吸い味は強めのカカオのような甘味に、木のような香とビター
チョコレートを思わせるコクがします。
長さがあるためか、刺激は穏やかでゆったりと楽しめます。
強めのカカオ風の甘さが印象的な葉巻です。
後半になると苦味と酸味が出てきますが、基本の強めの甘い香りは
崩れません。
また最後には珈琲を思わせる甘味が残ります。
ゆったりと80分ほど楽しむことができました。
上級ハバナ産葉巻と比べると、香りの複雑さは残念ながら及ばない
印象です。
ただ見た目の荒々しさを含め、素朴な葉巻の良さを肩の力を抜いて
気軽に楽しめる良い銘柄だと思います。

