Peace INFINITY ピースインフィニティ
2006年に登場したピースで、においの少ないタバコとして開発
されました。
これはLSS(Less Smoke Smell)技術と呼ばれ、かつてD-SPECと
名付けられていた低臭気化技術によります。
(D-SPECには「Delicious」・「Decent」・「Decreased」の意味が
こめられ、美味くて、上品、匂いが抑えられた仕様とでも
訳せましょうか。)
新たな時代のピースとしてデザインには大幅な変更がなされ、
地色は深みのある紺のグラデーションで、ベルベットの布が
広がるようなイミージです。
JTのデザイナーのコメントからは、
「ピースの特徴である香りの良さ。それが広がっていく、あるいは
つつみこむ感覚を抽象化したデザイン」とのことです。
また「インフィニティ」には「無限の広がり」という意味があり、
ピースブランドが良質な香りの価値をいつまでも変わらずに、
という意思が込められているとの由です。
(参考書籍「ポケットの中のデザイン史」)
シガレット本体からはピースらしい甘い香がします。
長さは9.8センチでフィルターは3センチでした。
さらにフィルターを分解するとタバコ葉側のチャコールと、
吸い口側のAFTフィルターが半々でした。
2015年10月現在で20本490円、タールは8ミリでニコチンは
0.7ミリです。
このインフィニティに搭載されているAFTフィルターは
Advanced FilterTechnologyの略で、ダム付きの溝により、
主流煙に適度に空気を含ませることでマイルドさに
貢献しているとのことです。
うまみ成分の煙とタバコ外側から取り入れた空気を適度に
コントロールし、軽さと吸い味の両立が図られています。
フィルターの長さ、空気穴はありますが、吸い込みは自然で
不快さは感じませんでした。
吸い味はピース特有の甘さと酸味は薄めで、どことなく柑橘系の
酸味が窺われます。
雑味が極力抑えられマイルドな分、今までに試したピースの中では
最も薄味に感じました。
ただ後半になるとピースらしい甘さや旨味が強まり、芳醇さが顔を
出します。
副流煙は刺激が少なく嫌な感じがしません。
指や服にも残り難い印象で、驚きを感じます。
これは先述のLSS技術の賜物でしょう。
燃焼は早めな印象で、6分半ほどでした。
試しに自慢のフィルターを外してみたのですが、苦味とエグ味が
強く出てきてしまいました。
やはり現代に登場したシガレットは、製品そのままで楽しむのが
一番のようです。
ちなみに両切り状態でも指に匂いが残り難いのは流石です。
シリーズの原点であるショートピースやロングピースと比べると、
驚くほど刺激や雑味が少ないです。
ピースライトは独特の雑味をある程度残しつつ甘さを、
アロマロイヤル・クラウンシリーズは香りのふくよかさを演出して
いましたが、インフィニティは逆を向いているようです。
香りの甘さや芳醇さを抑えてでも、徹底的に雑味や周囲への匂いを
控えるようにしていると感じました。
ピースシリーズという前提で見ると香りの違いを大きく感じると
思いますが、不快感少なく甘い香りを楽しめるシガレットと考えると
なかなかの銘品だと思います。
参考までに過去記事リンクを掲載します。

