GLORIA グロリア | 今日の紫煙は・・・・

今日の紫煙は・・・・

時々私が嗜むタバコについて、感想をまとめます。
できるだけ良いところを見つけてレポートしていきます。
それから喫煙はマナーを伴う大人の趣味です、未成年の方はご遠慮ください。

GLORIA グロリア


グロリアは当時の日本専売公社より、昭和天皇の即位記念で

作られたという歴史ある葉巻です。
1928年(昭和3年)には一般販売がなされ、この年には「即位の大礼」

が行われています。
高級葉巻という扱いで、当時のレシピでは中身の葉であるフィラー

にマニラ葉とハバナ葉、それを束ねるバインダーにマニラ、そして

外側のラッパーには国産の南部葉が使われていました。

(南部葉は岩手県花巻市大迫を主産地とするタバコ葉です)


(昭和49年発行の書物に掲載されていた、当時の日本製葉巻の

パッケージ写真です)


ただ2004年の5月からは、スウェーデンマッチ社への委託生産品と

なっています。

(富山のはまきやさんによると、生産地はインドネシアのようです)
この葉巻について「はまきやさん」オーナーに伺いましたが、
「日本人がレシピを書き、日本人のために開発した葉巻」で、

なくすことが許されない位置付けの銘柄とされているとのことです。
昔の書物に当時のパッケージが掲載されていましたが、紙箱・

シガーバンドともに若干変更がみられます。




(こちらも昭和49年当時の日本製葉巻の写真です)


現行のものは2015年9月現在で5本950円、乾燥にそう気を使わなくて

良いドライシガーですが、吸い口のカットが必要なのでご注意を。
ちなみに中身の葉であるフィラーは比較的大きめのカットで、それを

束ねるバインダーはシートタバコが用いられています。


紙箱に5本収められ、各葉巻は1本毎にセロファン包装がなされて

います。
しっかりと箱に入れるためでしょうか、葉巻が全体的に四角い形です。
外側の葉であるラッパーの色は暗めの茶色で、ザラザラとしています。
香りは少し獣香に、燻されたような苦い香を感じました。




(こちらが現行のグロリアです)


吸い味は円みのある甘さに、穏やかな苦味が最初の印象です。
ビリガーエクスポートに似ていますが、もっと穏やかに香り、刺激は
少ないと感じました。
他の方のレビューで「香りが薄い」と評価されていましたが、元々

穏やかさを志向している銘柄なのでやむを得ないと思います。
クセの少ないマイルドな仕上がりは見事と言うべきでしょう。


中盤あたりから酸味と旨味が顔を出しますが、穏やかさは変わり

ません。
終盤には甘さにコクが加わり、若干の変化が楽しめます。
私は60分ほど穏やかな香りを燻らすことができました。


葉巻に濃厚さや、複合的な香りを求める方には向かないと

思いますが、穏やかにタバコの香りを楽しみたい方には良い

銘柄でしょう。


落ち着いた香りと穏やかな変化は読書の妨げにならず、古典作品など
ちょっと集中力が必要な書物に合う銘柄だと私は感じました。
飲み物はしっかりと冷やした水との組み合わせが、私の試した中では
一番でした。