TABACALERA HALF CORONAS タバカレラハーフコロナ
フィリピンの葉巻の歴史は古く、スペイン統治時代から始まります。
400年ほど前にスペインから持ち込まれたタバコの種子が栽培され、
イサベラ州のカガヤン渓谷がタバコの一大産地となりました。
これはスペインにとって大きな財源となります。
1881年からの専売公社から始まりラ・フロル・デ・ラ・イサベラ社が
設立され、現在のタバカレラインコーポラーダに至ります。
(なお現在は資本が変わり、アルタディス社となっています)
歴史あるマニラ産ブランドとして、チャーチルやマッカーサー等、
数々の有名人が常喫していた銘柄としても知られています。
ちなみに「チャーチルサイズ」はタバカレラから出たものでした、
現在は同社にチャーチルサイズはなく、ROMEO y JULIETAが
担っています。
中身であるフィラー、そしてそれを束ねるバインダーはフィリピン産の
タバコ葉、外側のラッパーはジャワ産のタバコ葉を使用しています。
職人の手による所謂プレミアムシガーのため、この葉巻は吸い口を
カットする必要があります。
葉巻本体はセロファンで個包装がなされています。
暗めの外観で、中身の葉も濃い色をしているようです。
本体からは強めの湿った土の匂いがし、表面は少しザラッとした
印象です。
直径は1.3センチ長さは10センチほどの小ぶりな大きさです。
2015年6月現在で1本260円のお手頃価格です♪
吸い味は黒糖のような甘味と少しクセのある酸味、後から革製品の
ような渋い香りを感じました。
甘さはありますが、独特の酸味や渋味も同時に現れるので、吸い手を
選ぶかもしれません。
(この独特な風味は好き嫌いが分かれるでしょう)
中盤からクセが治まり、甘さが強まる感がありました。
終盤には甘さに香ばしさ、クリームのようなコクが主体になり、とても
心地よい香りを楽しめます。
最終盤にはとても好印象なのですが、それだけに前半のクセが
もう少し穏やかだったらという惜しさを感じました。
フィリピン産の葉巻にはどうも安葉巻のイメージが持たれますが、
害虫予防処理や葉巻のパッキング等、品質管理や流通は安定して
いるようです。
総合的な印象として少し変わった風味なので、万人受けは難しいかも
しれません。
(特に前半です、後半はクセが抜けてとても良いのですが)
私は60分ほどの喫煙時間でしたが、後半30分くらいから香りの
良さが引き立ち、心地よい時間を楽しめました。
(他の方のレビューを見ると、30分くらいが一般的な喫煙時間の
ようです)
葉巻を吸い慣れた方には価格の安さや、変わった吸い味を特徴として
選んでも良いのではないでしょうか。

