ROMEO y JULIETA Mille Fleurs ロメオ イ フリエタ ミルフレイユ | 今日の紫煙は・・・・

今日の紫煙は・・・・

時々私が嗜むタバコについて、感想をまとめます。
できるだけ良いところを見つけてレポートしていきます。
それから喫煙はマナーを伴う大人の趣味です、未成年の方はご遠慮ください。

ROMEO y JULIETA Mille Fleurs ロメオ イ フリエタ ミルフレイユ


ROMEO y JULIETAはキューバの老舗葉巻メーカーで、創業は

1875年です。
読み方が、ロミオ・イ・ジュリエット、ロメオ・イ・ジュリエッタなど
様々ですが、シェイクスピアの戯曲「ロミオとジュリエット」が名前の
由来です。
これは作業中の葉巻職人たちに人気の演目であったことから、

名付けられました。




このブランドの成功には、ロドリゲス・フェルナンデスという

名オーナーの貢献があります。
ドン・ペピンの愛称で呼ばれる彼は、元々ハバナで別の

葉巻メーカーの工場マネージャーでした。
自分が管理する工場がアメリカン・タバコに買収されると独立し、
ROMEOを生産していた工場を買い取ります。
そして自身は世界中を回って営業を行います。

実現はしなかったのですが、「ロミオとジュリエット」の舞台となった

邸宅を買い取ろうとまでしました。
また所有する競走馬に「ジュリエッタ」と名付けもしました。
彼の活躍によって世界的な知名度を持つ葉巻ブランドとなります。
Romeo Y Julietaの英国地域でのファンが多く、英国首相の

チャーチルから、007ことジェームスボンドまでと幅広いです。




今回は「千の花」という意味を持つ、「ミルフレイユ」を紹介します。
少し暗めの外観で、ごつごつとしたさわり心地です。
本体からは少し香ばしさが漂う印象です。
長さ12.5センチ、直径は1.6センチほどです。
2015年5月現在で1本1200円です。
※吸い口のカットが必要な葉巻です。

吸い味はココアパウダー、蜂蜜、リンゴなど複雑な甘い香りが先行し、
後から弱く旨味がやってきます。
中盤から少しずつヒノキを思わせる酸味や旨味、苦味が加わり甘味は
控えめになっていきます。
最初は甘さ先行から、徐々に複雑さが増していき性格が変わってくる

印象です。


燃焼はゆっくりで80分ほど楽しむことができました。

ミルフレイユはROMEO y JULIETAのプレミアムシガーの中で、

手頃な価格のものですが、充分な華やかさで満足感を

得られる葉巻です。


以前にご紹介したROMEOのNo.3は全般的に甘さが中心でしたが、
ミルフレイユは最初は甘さが、中盤から旨味と苦味が中心に

なってきます。
ゆっくりとくつろぎながら、香りの変化を楽しみたい時に適した葉巻だと
思います。