ゴールデンバット (GOLDEN BAT)
JT製で2014年12月現在で、20本210円の安さ。
1906年(明治39年)に誕生し,現存する日本最古のシガレット
です。
1906年と言えばアメリカでレジナルド・フェッセンデンによる
世界初のラジオ放送が行われ、日本では初の石油発動機
付き漁船が作られたり、帝国図書館が会館したという時代です。
通常使われない低級なタバコ葉や葉脈などの部分が使われ、
税額も低く安価なシガレットです(いわゆる旧三級品)
下の画像は明治時代のものです。
バットの愛称で長く親しまれ,芥川龍之介や太宰治,中原中也
などの文豪にも愛されました。
黒澤映画で「まあだだよ」のモデルとなった内田百聞先生も
高級タバコの傍ら、「たまに吸いたくなる銘柄」としています。
米英などとの緊張が高まる中、外来語追放により金鵄(きんし)と
名前とパッケージを変えた歴史もあります。
現在は蝙蝠が復活しましたが,紙パッケージとなっており、
ビニール包装はされていないので乾燥に注意です。
シガレット自体からはほのかに甘い香がします、巻きは緩い印象です。
吸い味は甘く(ラム酒着香)僅かに苦味ですが雑味はなくスムースです。
燃焼は早めで、のんびり燻らすというよりも軽く一服に丁度良いです。
(ゆっくりとカフェで6分)
ピースよりも香りに甘味があり、苦みは少ないです。
水だし緑茶のような甘さと苦さに爽やかさ、そして穀類のようなコク。
パッケージ表記のSWEET&MILDに納得がいきます。
以前に日本パイプクラブのサイトで見ましたが、パイプ愛好家にも
親しまれる銘柄のようです。
ただ問題は当たり外れがあることです。
単純に乾燥だけではなく、着香が弱かったり葉の香が異なるなど
安定感に欠けます。
バット党はその不安定さも楽しむようです。
ただ、旧三級品のたばこ税軽減措置の廃止が検討されて
おり、今後どう変わってしまうのか非常に気になります。

