東日本巨大地震 災害時の太陽光発電の活用 | アイアンドシー・クルーズ航海記

アイアンドシー・クルーズ航海記

株式会社アイアンドシー・クルーズ代表の航海記

2011年3月11日、最大級規模マグニチュード9.0の巨大地震が発生しました。

この災害の影響を受けられた方々に、
心よりお見舞いを申し上げますとともに、
ご冥福をお祈り申し上げたく存じます。

私たちに何ができるか、個人としてはまず、
節電、寄付、正しい情報の伝達、そのように考えています。
ひとりひとりの行動が積み重なって、大きな支援につながることを切に願っています。

特に、供給能力が著しく不足し当面緊急対応を要する電力ですが、
弊社事業として取り扱っている太陽光発電につきましては、
災害時にもある程度の力を発揮できるものであります。

ただ、
太陽光発電システムは「自立」して電気が使える
ことを知らない方が9割近いともいわれていますので、

協力関係にあるNPO法人太陽光発電ネットワークの都筑局長より発信された
災害時の太陽光発電活用方法について、そのまま転載いたします。

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関係者の皆様              11年03月13日
発信人:都筑 建

東日本大震災は一挙に「日本沈没」と表現される状況を示しています。
一刻もの人命救助と安心な生活の確保が急務です。

生活のインフラの問題も懸念されます。
電力会社の系統が満足に動いていない地域がまだたくさんあります。
そんな地域のそばに災害を逃れた地産地消の分散型電源である
太陽光発電(以下PV)があれば、今こそ活用するべきです。

電力会社の電力線から電気が来ないとPVは停止します。
しかし昼間、太陽が照っていれば(曇りでも構いません)PVシステムには
自立運転機能が必ず付いていて、電力が取り出せます。

PVに付いているスウィッチを切り替えて
自立運転機能を使えばば1.5KWの交流電力が得られます。
家電の多くの製品が使えます。
冷蔵庫も上手に使えば保冷も可能です。

東京電力が予定している停電対応の「輪番停電」の自己防衛にもなります。

使い方を解説したものが環境省から出ています。以下を参照ください。

http://www.env.go.jp/earth/info/pv_pamph/full.pdf

災害現地等に知人や関係者がいる方にはこの使い方の事例を知らせてください。
PV家庭の近隣の方々にも協働して使えば
電氣でないと動かないものが活用できます。

PVの自立運転機能はほとんどのPVについていますが
設置した人のうち9割以上が知らないのが現状です。

知っていても使ったことのない人まで含める99%の方々は
活用することに気が付いていないというのが現状です。

阪神淡路地震の時と比べてPV普及は目を見張るものがあります。
世界的にも最も進んだ個人住宅PV普及国の日本で面として地域に存在します。
せっかくの市民の手にあるエネルギーです。

だから大災害からのサバイバル活用としてこのメールを緊急に流しています。
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まずはできることを精一杯やっていこうと強く思います。

上村