封筒を裏返しにして

再利用すること

 

戦争前後の頃、モノがない時代

皆んなやっていたらしいです

 

 

父は

長らくシベリア捕虜生活を経験したからか

父の‘’勿体無い精神‘’は

筋金入りで

 

役職を退いて…

家にいる時間が長くなると

手持ち不沙汰の暇潰しで

 

茶の間で

テレビを見ながら

DMで来た立派な封筒を

裏返しにして

せっせと封筒を作りをしたり

 

綺麗な包装紙があると

紙のお菓子の入ってた箱とかに

貼ったりして

遊んでましてニコニコ

 

母はソレを

「切り絵遊び」と揶揄しておりました

 

世の中では

‘’なくて七癖‘

と言いますが

母も変な人で(笑)

綺麗な包装紙を見ると

アイロン掛けたりしていましたから

二人して

夫唱婦随と言う

モノだったかもしれませんあせる

 

 

さて…

そんな封筒作りをする父や

包装紙にアイロンかける

両親のソレは

何処から始まったのかと…と申せば

 

遡ること

昭和の頃

ルミエルにとって祖父に当たる人が

とても器用な人で

毎年暮れになると

その年のアルバム作りを始め

 

明けて新年、家族が集まると

そのアルバムを見ながら

皆んなにその一年を振り返らせる

と言う

お正月の行事がありました

 

その後

書き初めを書かされましたえーん

 

 

恐らくは、父の切り貼り遊びも

元はソレじゃなかったかと

推察しています爆笑

 

 

祖父の作るアルバムは

綺麗に貼った写真の側に

切り貼りした

松や竹の切り抜きや

包装紙だとかに印刷されたイラストなどを

上手に配して

素晴らしいアルバムにしていました

 

 

切り抜く技術スキルがすごいので

自分で切り抜いたとは

絶対分からないレベル

 

しかも本当に

写真に合った切り抜きの

レイアウトが見事で

 

あぁ包装紙って

こういう使い方があるんだと

 

ルミエルは幼いながら思ってて(笑)

 

中学から

自分で作る様に言われて

アルバムを渡されてから

見よう見真似で作っていました(苦笑)

 

ですが…

祖父ほどの器用さやアレンジのセンスがなく

まぁ、ソレなりにしか

出来ませんでしたけどねえーん

 

そして時は流れ…

 

ルミエル

とうとう封筒作りを始めてました(爆)

 

 

父や祖父の様子を見てた👀

影響でしょうね

 

封筒作りとかは

割合簡単なので(笑)

ちょっとしたポチ袋とか

チャチャと作って

誰かに渡すお釣りなどを入れたり

 

便箋と封筒がベアなセットが

毎回封筒が先に切れたりすると

茶封筒を切り開いて

テンプレを作って

 

同じ便箋で封筒を

作ったり(笑)

 

 

 

最早、お家芸です笑い泣き

 

 

 

 

我が家では

美容院で着付けをお願いする時は

たとう紙には

包まず

お着物をだけを風呂敷に包んで

持参します

 

その後

着終わったら

悉皆屋さんへ持って行き

返って来たお着物たちは

真新しいたとう紙に包まれて帰宅と言う輪廻

 

当然、着物を誂える数よりも

たとう紙の方が増えて行くと言う計算

しかも、そのたとう紙が

捨てられなくて汗

沢山あるんです(苦笑)

 

ある時

喪の添え状を書いて

封筒がない事に気がついて…

仕方なく

和紙に近いたとう紙で

封筒を作ったのが

始まりでした(笑)

 

 

昔は上京すると

伊東屋さんとか鳩居堂とか

寄って

田舎じゃ売ってない様なのし袋とか

便箋とか

買って帰ってたモノでした

 

 

今は玉にしかお手紙書きませんし

到底、上京するなんてできません

 

 

 

書く時は

ほぼ添え状的なお手紙

 

 

家中が筆達者ばかりの中で育ち

テキトーな字を書くルミエルは

どでかい悪筆コンプレックスがありえーん

 

コレを何とか克服しようと

お習字やらペン字やら

せっせとお稽古に通ってみたり

したのですが

 

まぁ級持ち、段持ちになっても

相変わらずな

悪筆でえーん

ルミエルは

大体書くとこが少ない(笑)

一筆箋でソレをしのいでいます

 

 

仏事や慶事の添え状は流石に

一筆箋では無理なので笑い泣き

本当に不承不承(ふしょうぶしょう)

筆を待つ事になります

 

でね

そのお手紙を入れる封筒が

売ってないと言うか…

中々いいのがなくてえーん

 

リサイクルですわ(笑)

 

 

元たとう紙とは

思えない程度には

ルミエル作れるザマス🤭⇦本当かチュー

 

昔のたとう紙は和紙でしたが

悉皆屋さんから返ってくるたとう紙は

単なる厚紙です

 

でもまぁお着物を包む紙ですから

ソコソコしっかりしていますのでね目

 

いいとこだけ

切り取って

ちょっとした封筒にすると

まぁまぁの封筒が出来上がります

今回は、添え状様ではなく

のし袋にいれる

小さめの封筒が

買ったのし袋に、ついてなかったので

手製で済ませましたあせる

 

 

 昔、ルミエルの幼い頃

お商売をしていた実家では

お昼にレジを、閉めて

一旦売り上げを

計算していました

 

大きな板を

こたつの上に乗せて

ジャラジャラと小銭を広げて

事務員さんが

一斉に

1円、5円、10円、50円と

分けて

20枚、20枚、10枚と作った小銭を

組み上げて、50枚づつの山を作っていくんです

 

そして

小さめに切った紙で

50枚づつクルクルと巻いていく

端っこに、ノリなんか使わないんですよ

のりを使うと、ばらす時くっつきますからね

 

 

上手に

トントンとテーブルの上で叩いて

まとめてました

 

そんな光景を見ながら育ったので

ルミエル、門前の小僧ばりに

上手に

50枚、簡単にコイン巻きます(笑)

 

 その時の巻紙は

何かの紙の裏白で

コレもサイズを切った手製の紙で…

 

どぉもそうやっているのを見ながら育ったからか

ルミエルは

「紙」を一度で使い捨て…とかが、出来ないんですよねえーん

 

可愛いメモ帳とか

とても勿体なくて🤭

使えない…

 

嫁した時

姑(高級官僚系の子孫)がメモ書きを

又来しい綺麗なメモ帳をバンバン使って

書き潰しては

まだかけるのに… あっさり捨ててるのに

これぞほんまもんのセレブなのかとポーン

驚愕したモノでした(爆)

 

 

使い捨てが叫ばれ始めた頃

日本の“勿体ない精神”が

経済を、疲弊させると

言われていました

 

いい製品を作るから

中々壊れない

しかも

ソレを皆んな大切に使うから

商品が売れないって言うんです

 

 

ですが、それと同時に

勿体ない精神を、悪い事のようにする

考え方は

あらゆる分野で

日本の培った文化を

破壊するだろうという意見も

一方で

ありました

 

ものがない時代

買えることが庶民のステータスだった時を超え

今は

多様性の時代

 

どんどん消費して

過去の古いものを捨てるというのが

もてはやされる今

 

日本は

消費する力さえ失くしつつあり

経済は疲弊しています

 

 

話が逸れまくりましたが笑い泣き

 

 

 

リサイクル精神って

結構、楽しいですよね

 

断捨離って

一番コスパ悪いんじゃないのかなって

つい

思ってしまうのは

ルミエルが

昭和を引きずってる世代だからでしょうが

 

 

ルミエルが小学生の頃

祖母が

深川焼きの可愛らしいティセットを

プレゼントしてくれました

 

「コレでお友達が来たら

お茶したら

いいわ恋の矢

 

あんまり可愛かったから

つい買ったらしいですが

 

自分で

お友達が来ると

自室に設えたコーヒーセットコーナーで

サイフォンでコーヒーを入れる様になった頃

 

母がルミエルに

そう言って出してくれました

 

 不調法なルミエルは

一つ割り

二つ割りとショボーン

二十歳過ぎる頃には

たった1脚にしてしまったんで

もっと大事にするべきだったって

思うのですが…

 

嫁入りの時

実家に残して来て

今は

どぉなったやらです

 

そんなプレゼントって

今思うと

なんかいいなって思うので…

 

こういう考え方は、孫に繋いで行きたいなぁと

思う今日この頃です

 

 

そんな時

達筆でサラサラっと

添え状を書けたら…

いいのになぁと思うルミエルでした

 

 

貴女はどぉされてますか?

 

筆豆って素敵ですよね

 

つくづく達筆な人が羨ましい

 

そう思うルミエルです

 

 

 

では、では

 

読んで頂き、有難うございました

 

 

by  ルミエル

にほんブログ村 主婦日記ブログへ
にほんブログ村