先日、従姉妹から
「医療用のケアキャップを
作って欲しい」
と
頼まれました
ご本人から直接頼まれたのではなく
回り回って
ルミエルの所に
届きました
ルミエルが
のを
知っていた従姉妹が
話してくれたんでしょう
ルミエルごときの作るのでいいんだろうか
って
思いつつも
喜んで
お引き受けすることにしました
今回の方は、前回と違い
頭部の手術後の抗癌剤治療じゃないと
言うことで
頭部の腫れなどのことはあまり考えなくて
いいのかもしれません
「ケアキャップには
お花も欲しい」
とのことで
今度は、お花をきちんとしたものにしたいと
思い
ちょっと構想を練ってみました
気持ちとしては
1000円～で買えるケアキャップはピンキリまであり
それをわざわざ
素人のルミエルに頼んで頂いたと言うことで
襟を正して
目標値は、1200円以下
以前ルミエルが作った時は
友人へのお見舞いとしてで
材料費とか…は無視
オーガニックだとか
そういうのを重視して
製作費は深く考えていませんでしたが
この場合、そういうわけにもいきません
そこに
帽子用のコサージュ付きにすれば
まぁコスパ的には
買うより良かったって
思って頂けるかなって
と勝手に想定
だって
お帽子用のアクセサリって
買おうとすると結構、高いんですよね
調べたら
小○麻央ちゃんがかぶられていたケアキャップの
おリボン
3,000円
ひぇ～～～
となってしまいました
最も素人が逆立ちしても
市販のものと
同じ土俵に立てるわけはないんですけど
ざっと計算して
製作費
総計￥3,602円で
一枚約￥900
さて
今回、一番のポイントは
布花のチャームだろうと思います
帽子の数に合わせて全部で4個
まず一個目は、糊付け工程ありの
コサージュにしてみました
実は
布花の工程で
ルミエルにとって一番むずかしいのが
花びらを切り取る工程でした
というのも
一枚一枚型紙を布において
切り取って行くんですが
型紙に合わせて
ペンで書こうにも布が泳ぐし
大変で
前回、手こずり苦労したんです
そこで今回は
ルミエル式？で
こんなふうに
大小中の型紙に合わせて
大雑把に布を切って
二～三枚重ねて
紙の上に置いてセロテープで止め
その上に型紙を置いて
ペン書き
あっという間に
切り抜くことができました
前回は生地がダブルガーゼでしたが
今回は収縮性のある生地なので
ちゃんと浸透してくれるか
ちょっと不安だったので
試しに
洗濯のりではなく
ボンドをお湯で溶いた液に浸して
パリッパリにすることにしてみたんですが
シワシワにできなくて失敗
元々残布が、7枚しか取れなかったので
別生地で花びらを増やし
再度
洗濯のりで、しわしわ加工を施しました
花芯は
小さな綿入りのものをつくり
てっぺんに小さなパールビーズをつけてみました
裏側の
中心部分に5センチ程度の小さな生地を
土台布にして
ブローチ止めできるように
しています
二個目は
大きなリボンの巻き薔薇バージョン
帽子につけた後
だらんと両横の部分が垂れないように
リボンの裏側に接着芯を貼りました
また
入院中使用されることも考えて
寝る時、気にならないように
やや薄目の丸い紙を共布でくるんで
裏側の中心部分に
リボンを支えられるように工夫してみました
ウィッグなどの使用も考えて
大きめのキャップに仕立ててるので
ブローチでサイズを調整することも想定して
ブローチピンも
４センチの大きめにしています
丸い台座でピンも気にならないかと
思っていますが
実際はどうか…
気になるところです
まぁ
素人のルミエルの腕ではこのレベルが
精一杯
三枚目は
「喪用にもつかえるように」
というご希望で黒のスムース生地に
グルーガンで作った
やや小ぶりのフェルトのカメリアに
グログランのダブルリボンに
してみました
最後が
ベージュのレースに
裏を白のフライス生地の組み合わせの分
これは
届いたレース生地の収縮性が思っていたよりなく
思案の末
裏を別布にせず
一枚仕立てにしました
この帽子のお花が、一番悩みました
レース生地自体が華やかだし
レースの隙間が気にならない様に
かぶり口を折り返してかぶれるように
深めに作っているので
小さな花びらだとごちゃごちゃしそうで
カメリアばっかりだなって気がしたので
共布でフリルを作った
バージョンにしてみました
ついで
おまけで
グレーのグログランテープと
シャネルを買った時ついてたカメリアをリサイクル
ちょっと甘めのリボンにして
作ってみたら
黒にもグレーにも、合わせられそうですよね
抗癌剤治療は、精神的にも肉体的にも
最も試練の多い治療です
その辛い時の脱毛は
女性にとって、心折れる出来事で…
少しでもその時、可愛くあったかな気持ちに
なれるような
そんなケアキャップを…と
あれこれ考えて
素人のルミエルが
偉そうなこと言える立場ではないのですが
ルミエルなりに
目指したつもりです…
気に入ってくださるといいのだけど…
ではでは
読んで頂き、有難う御座いました
by ルミエル