年も明けまして、まだまだ終わってなかったエローラ・アジャンタの旅。

2日目はエローラ遺跡へいってきました!
こちらも世界遺産であり、8世紀頃から造られた大きな大きな石窟寺院群。
ぜんぶで34窟あり、すべてを見ようとすると恐ろしく体力と時間がかかります。

エローラのおもしろいところは、時代とともに宗教の変遷が同じ場所で見れるところ。
第1~12窟は仏教がすでに衰退期に差し掛かっていた頃に造られた仏教石窟群。簡素かつ地味めの仏像が並びます。

写真は第10窟。


13~29窟はヒンドゥー教石窟群。

仏教が衰退し、ヒンドゥー教が隆盛となり、石窟の中もヒンドゥー教の神様たちでにぎわっています。
やっぱりヒンドゥー教の神様ってなんだか見た目が個性的なためか、
神聖さというよりおもしろさが先にたってしまいます^^


エローラ一番の見所は、ヒンドゥー教石窟群の中の第16窟・カイラーサナータ寺院!


およそ100年かけて造られたという巨大なダンジョンのような寺院。
こんなシロモノを、大きな岩を人の手で削るだけで造り上げたとは……ほんとうに信じられません。人の力って偉大。


そして、30~34窟はジャイナ教石窟群。
わたしは実はこの石窟群に一番心を動かされました。

仏像や柱、天井、壁といたるところに人の手で彫られたとは思えないような、精緻な彫刻がびっしり。

仔細に見れば見るほど、その細かさと美しさに息を吞まずにはいられません。


エローラは本当に広くて、すべてを見終わった時にはもうヘトヘトで、
みんなで「やっと見終わった~~!!」と歓喜の声があがりました。


途中で、アジャンターで出会ったインド人の遠足と思われる団体にエローラでも鉢合わせ、また写真撮影攻めにあわないよう逃げたり、自称ガイドを語るおじさんに勝手についてこられて困ったり、いろいろありましたが、貴重な体験になりました。


インドのすごいところは、日本なら平城京とかと同じくらいの時代にできた世界遺産に対し、柵などを一切設けないところ。
人々は自由に(もちろん入場料は払うけど)石窟に入ることができ、
見て触って感じることができるのです。

時には、石窟の中で座って休憩したり寝転がってもよし。
この度量の深さというか、自由さは日本のお寺にはないかなぁと。


アジャンターとエローラ遺跡を楽しんだ私たち。
次回は、エローラならではの織物と帰りの電車についてレポートします!
ムンバイ在住OLライターいなもんです。
なますてー!


家のネット環境不調にいらいらしているうちに、年が明けてしまいました^^;
まだアップしていないネタがたんまりあるのに……><
エローラ・アジャンター旅行記に加え、
デリーのとんでも珍道中や、
ゴアで10年に一度のミイラを見た話など、
書きたい内容盛り沢山なのに。。。


ただせっかくなので、時節ネタをということで、
かなーり過ぎてしまいましたが、ムンバイのクリスマスとお正月の風景をお送りします。




ではクリスマスから。
インドのクリスチャンは、地球の歩き方によると全人口の2.6%だそうで。
しかし、会社の同僚には結構クリスチャンがいて、
みんなキャサリンとかカレンとか、およそインド人ぽくない(インド人の女性はロシャーニとかシュウェッタとか、一度では覚えられず言いにくい名前が多いw)名を持つ人が多いように感じます。
彼女たちの中には、クリスマスは長めの休暇をとって家でパーティの準備に大忙し!という人もいました。


とはいえ、大多数がヒンドゥー教のムンバイで、
クリスマスといっても他のお祭りに比べると盛り上がりはそこそこ。
ショッピングモールなどはセールチャンスでもあるので、
盛大にクリスマスツリーなどの飾り付けやイベントなどを行っていました。


イベント好きなわたしの会社では、クリスマスに向けて「シークレットサンタ」というレクリエーションが行われました。
これは、アメリカで主に行われているらしいのですが、クリスマスの数日前にみんなでくじを引いて、その人にプレゼントを贈る、つまりその人のサンタになるというもの。



シークレットサンタは、クリスマスまでに会社内に飾られたクリスマスツリーの下に贈る相手(シークレットチャイルド)の名前を書いたプレゼントを置きます。


クリスマスまでの数日間、同僚のインド人たちは「○○のプレゼント置いてあったよ!中身を開けてみて!!」と、自分の知っている同僚の名前を発見したら大盛り上がり(笑)


一応結構な規模の会社なので、シークレットサンタとチャイルドが知らない人同士という場合もあり、みんな探りながら相手の喜びそうなプレゼントを贈り合います。


わたしはなんとバッグとストール、香水、マグカップと4品もプレゼントをいただいちゃいました!!なんて太っ腹なサンタ!!!



クリスマス当日は、レストランや酒屋でもサンタの格好をした人が何人も出没し、インドにいながらそれなりにクリスマスムードを楽しめました^^


そして、街中ではまだまだ飾られっぱなしのクリスマスツリー。
25日の夜には一気にお正月モードになる日本とは大違いで、いまだにクリスマスの飾り付けが楽しめます(笑)


インドでは、ヒンドゥー教のお正月としてディワリ祭りがすでに行われているので、
西暦の新年というのはそこまでミレニアム感はないようです。
会社も普通に2日から開始です。。。


とはいえ、パーティ好きのムンバイカーたちにとっては絶好のチャンス。
ということで、大晦日にかけては新聞に年越しパーティ情報がたくさん載っていました。


だいたいのプランとしては、ホテルや街のクラブでDJが大音量で音楽をかけ、
踊り明かしてカウントダウンから新年を迎え、1時か2時頃に解散するそう。


でもやっぱりヒンドゥー教のお祭りのときのような、爆竹攻めはあまりなく、
比較的穏やかに?過ぎました。


インドと日本を比較すると、やっぱり日本人にとっては年末年始というのは
一大イベントなんだなぁ~と実感しました。



わたしは一人年越し蕎麦をすすりながら年を越しましたよ。。。
2015年、インドでどんなことが待っているか楽しみです!
今年もよろしくお願いいたします!!

ムンバイ在住OLライターいなもんです。なますて~!

エローラ・アジャンター旅行記第2弾です。
高速バスでムンバイからアウランガーバードへ、そしてエローラ近くの宿で休憩を取り、さっそく目的地のアジャンター石窟群へ!

エローラからアジャンターまでは車で3~4時間くらい。
綿をはじめとする様々な畑に挟まれ、牛やヤギ、馬などいろんな動物が闊歩するでこぼこ道を車に揺られながら向かいます。

アジャンター石窟群は1500年以上も前に造られた仏教寺院群。開かれた時期は紀元前1世紀と紀元5世紀に分かれ、多くの僧侶たちの修行やお祈り、生活の場として使用するほか、一般参拝者も訪れていたそうです。

その後は戦乱の影響を受けてか寺院は閉鎖、ジャングルに閉ざされたまま1000年ほど人の目に触れることはなかったとか。そんな寺院がふたたび日の目を見たのは1819年。イギリスの兵隊ジョン・スミスさんが虎狩りをしている最中に、密林の中に石の建造物の一部を発見したことから、巨大な石窟群が人々に知れ渡ることになったのです。

そんな歴史的建造物を発見したときのジョン・スミス氏の興奮やいかに。
わたしもムンバイで何か重要な遺跡でも発見して、できれば自分の名前でもつけてみたいなぁ……

という野望はさておき、アジャンター石窟群観光のはじまりはじまり。
まずは全部で29窟ある巨大な石窟群を見渡せる展望台へ。
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お昼を摂ったレストランから、日本語の上手なストーン屋の店主がなぜか同行することに。
彼は展望台から見晴らし小屋、石窟群の入り口まで案内してくれながらも、「まじで」「そうなんだ~」を巧みに使い分け、わたしたちを笑わせてくれました。
そして「石窟群見学の後は駐車場に来て車と合流してね、僕のお店の番号は○○だよ」としきりにお店のPRを挟むことも忘れない(笑)

その辺りは適当に聞き流し、いよいよ石窟群へ。
入り口に到着した時点で結構歩いたなぁ……という疲労感がありますが、ここからが本番。29窟すべてを見るのは大変なので、「地球の歩き方」にのっとってダイジェスト版でおおくります。

第一窟。
アジャンターは壁画の華麗さで有名ですが、その最高傑作と言われる蓮華手菩薩の壁画がある石窟。法隆寺金堂に描かれた菩薩像のルーツとして知られています。


四方の壁、天井にも精緻を極める壁画がびっしり描かれていて、柱の装飾や仏像も華麗で中にいると息を吞むばかりです。



このアジャンター石窟群では、仏教の建築や信仰の変遷をたどることができます。たとえば、第10窟のストゥーパ(仏塔)は簡素でまるっとしたかたちのみ。



これが後期の19窟だとストゥーパに仏像が合体し、
アジャンターで最後まで工事が行われていた26窟はさらに華麗に!!



このように、仏像を信仰の対象とするようになる歴史が垣間見えるんですねぇ。
なので社会見学や遠足にぴったり。子供もたくさん訪れていましたが、社会見学と思われる一団に会社の同僚が捕まり、すれ違うたびに「○○~~」と大きな声で呼ばれ、写真攻めにあっていました。


それはまるでボリウッドスターのように……。
なぜインド人は外国人を見ると一緒に写真を撮りたがるのだろう。。。
いつか、その写真を一体どうするの?と聞いてみたいです。


インド最大の涅槃像も笑ってその光景を見ているようです。
アジャンター石窟群はとっっても大きく、見るのは1日仕事。どれもこれもすごいんだけど、見終わった後の達成感もまた醍醐味のひとつかもしれません。





次の日はエローラ石窟群へ!こちらは次回に~