私的「アンチ」考察 | もくれん日記

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日々感じた、好きな事や好きな人の事を好き勝手に書き留めます。

みなさま こんにちはニコニコ


暖かい日が続いたと思ったら、寒くなったりで毎朝、着る服に困っております。泣き笑い


さて、いきなりですが今日は「アンチ」とは何ぞや❓という事を個人的な考察で書き綴ってみたいと思います。虫めがね


昔からアンチファンは存在しておりました。例えば、アイドルの事務所宛にカッターナイフの刃が入った手紙を送りつけたり、薬品をアイドルめがけて撒き散らすなんて事をする恐ろしいアンチファンも度々、ニュース沙汰になってました。

面が割れてしまうこのような犯罪行為はアンチも相当な覚悟を決めて行っていたかと思いますが、最近はSNSの普及によって正体がバレる事なく、好き勝手な意見を書き捨てることも可能となり、アンチ行為への良心のハードルが低くなったのか?軽い気持ちで特定の人物に対して「誹謗中傷」や「デマ」に当たるような事を書き込む事例が増えてますね。

自分はアンチ行為は絶対しないと思っていても、ここまでハードルが低くなるといつの間にか気が付かない内に「アンチ」へと変貌してしまうかもしれない…

という自戒を込めての私的考察です。指差し



「アンチ」とは

「アンチ」という言葉は翻訳すると「反対」「対抗」「違背」を表す接頭語です。特定の名詞の前に付けることでそれに対して「反対する人」「対抗する人」を示します。

例えば「アンチエージング」「アンチドーピング」などの言葉はよく耳にしますよね。あと古くは「アンチ巨人」とか…

そこから波及して最近では「アンチ」イコール特定の有名人、著名人などを嫌う人、叩く人という意味で使用されてます。

しかしながら、これは日本だけで使われている「和製英語」で海外ではこのような人達の事を指す言葉は「hater 」ですね。


ヒトが「アンチ」に化してしまうわけ


・嫉妬心という燃料で暴走する


その人が自分よりも能力がある。人気がある。周りから認められている。幸せそうに見える…など自分が欲しいと思っているものをその人が持っている事への羨ましい気持ち、一方的な「嫉妬心」がやがて相手への「憎悪」と変わり、何とかその人を陥れようとします。一般的には古くから最も多いアンチ行為の理由と言われてます。

例えば、自分の「推し」の恋愛相手に対して勝手なライバル心からSNSに悪質な書き込みを大量に書き込んだりする行為もそれにあたりますよね。


まあ、「嫉妬心」という負のエネルギーの力は恐ろしいもので、過去にはヒョンビンさんの交際相手に対しても…ソン・ヘギョさんの場合は別れた理由のひとつがお互いのファンからのアンチ行為に疲弊したからとも言われているし、カン・ソラさんの時は交際が発覚した途端に彼女のInstagramに大量の💩の絵文字メッセージが送付されてきたり、アンチが少ないとされていたソン・イェジンさんに対しても彼女の写真写りが悪い写真だけを集めたInstagramが作られたり…とゲッソリ


・「大ファン」から「アンチ」への華麗なる?転身


熱狂的に好きだった人がある日、ある事がきっかけで好きでなくなってしまった。ほとんどの人は好きだった気持ちはほかの人へと向かったり、フェイドアウトしていきますが、中にはそのエネルギーがそのまま「憎悪」のエネルギーへと転化して「アンチ」に変貌し 、その人を執拗に追いかけてしまうパターンがあります。炎

あるアイドルが「僕よりもアンチの方がよっぽど僕の事に詳しい」と皮肉を込めて呟いていたらしいですが、アンチは相手の「こいつを落とし入れる材料」を探すために多くの時間を費やして、目を皿のようにして監視しているわけです。虫めがねまさに「愛」と「憎」は表裏一体真顔


・成敗侍  または野次馬


特にその人のアンチというわけではなかったけど、皆んなが悪口をいうのを聞いて「こんな奴はけしからん!自分が成敗してやらねば!」という歪んだ正義心からアンチ行為に参加する「成敗侍」


または「多くの人が悪く言っているから自分も同調しよう」という何となく同調参加型のいわゆる「野次馬」

この2つは近年SNSなどで増加した「アンチ」ですね。

最近のニュースでも話題となっている著名人に対する

悪意ある書き込みもこのような人々からなされていたように思います。

特に深い思い入れがない分、無責任に発言して言ったこともすぐに忘れてしまう…


いずれのパターンでも「アンチ行為は人をけなして自分の自己顕示欲を満たす最低な行為」です。

日本では「言論の自由」が憲法で明記されていて基本的には誰でも自分の主義主張を唱える権利があります。

ただ、「言論の自由」があるといっても「誹謗中傷」「デマ」(噂や個人的見解をあたかも事実であるかにように流布すること。)が許されているという事ではありません。いくら個人的なブログなどでもアンチ行為はいけませんよグー

ワタシは「アンチ行為」をするのは精神的にまだ未成熟な若年層が多いと勝手に思い込んでいましたが、実際のところSNSなどの悪質な書き込みは中高年層も多いと聞いて驚きました。

中高年の方が愛への「執着」がより深いのか…❓

そこでふと思い浮かぶのはのは…今、大河ドラマで話題の紫式部『源氏物語』に登場する「六条御息所」でございます。

正しくはワタシの場合は紫式部『源氏物語』より大和和紀先生の『あさきゆめみし』の影響大ですが…💦


六条御息所は実在の人物ではなく架空の人物です。

六条京極に居を構えていた元東宮(皇太子)の未亡人で位が高く、非常に教養があった人物として書かれています。

そんな高貴な六条御息所が若き源氏の君と恋仲になるわけですが、最初は美しく、知性・教養に優れた御息所に源氏の君のほうがグイグイと推し気味にアプローチを仕掛けていき、御息所もその熱意に負けて恋仲になるわけですが、気が付けば御息所のほうが源氏の君に夢中になり骨抜きメロメロに…教養高き中年女性が自分よりも身分の低い若い男子にたぶらかされて理性もすっ飛ぶ…これは現在にも通じますね。ニヤニヤ

素直に源氏の君に甘えたいけれど、プライドと理性が邪魔をして素直に自分の気持ちを伝えることが出来ないまま、気が付けば相手の心は自分から遠のいてしまっていた。更に風の噂で自分よりも格下の若い女(夕顔)に源氏君は夢中だという…

そんな失意と嫉妬心から「もののけ」と化した御息所は夕顔に取り憑いてついには殺してしまうわけです…ゲッソリ

更に、六条御息所を失意の底に落としたのは正妻「葵の上」が懐妊したというニュース。

「妻とは上手くいっていない」この言葉は不倫夫が愛人に対してよくいうセリフですが、源氏の君も御息所に度々、この陳腐なセリフをいって、そそのかしていたようで、それを信じていたのにまさか懐妊とは!御息所にとってはまさに寝耳に水の出来事。

更に更に、一目でも源氏の君の姿を見たいと思う一心から勇気を持って源氏の君が通る「葵祭」に車に乗って出掛けたところ、偶然にもそこに出くわした葵の上の豪華な車に推し出されて、葵の上の侍者からは『愛人のくせに邪魔だ』なんて罵声を浴びせられる耐え難き屈辱を与えられた彼女は葵の上に対する「嫉妬の炎」をメラメラと燃やていくわけです。

これはまさにアンチ❗️御息所の「憎」のエネルギーは自分をたぶらかした源氏の君ではなく、源氏の君の寵愛を受けた女人達に向けられます。

生き霊と化した御息所は葵の上に取り憑き、彼女を苦しめます。その後、葵の上は何とか男の子を出産しますが、彼女はすぐに亡くなってしまいます。

源氏の君はこの時になって,葵の上を苦しめていたのが六条御息所の生き霊だと気がついて『ヤベェぞ、この女』と思ったのか、以降御息所とは更に距離を置くことになります。

その後、御息所は娘の斎宮と共に伊勢へと下り、6年後

斎宮の任期が終わるって共に京に戻り出家します。

晩年、見舞いに訪れた源氏の君には『決して自分の娘には出すなよ!』という脅しの遺言を残してこの世を去りますが、死後も源氏の君の女たちに取り憑いて苦しめるアンチ行為は続いたようで、それを知った娘の中宮が『どうか成仏出来ますように…お願い』と追善供養をしたとか…


恐ろしい女の情念を表した六条御息所ですが、意外にも多くの女性から共感を得ているようです。

高い身分に知性と教養を兼ねえた中年女性が若い男に言い寄られて、深みにハマってしまう。

プライドが邪魔をして自分の気持ちを素直にいう言葉が出来ないまま、いつしか男性の気持ちは別の女性の元に行ってしまう。

「嫉妬」に狂った女性はいつしか負のエネルギーを相手の女性に向けてしまう。

しかしながら、時に冷静になって自分の行為に対して深く自己嫌悪に陥る。

そんな男運のない不幸な六条御息所に現在の中年女性は単なる「ヤバイ女」とは違う「哀しさ」を感じるようです…フムフム






おまけ目がハート



ヒョンビンさんがついにドラマ復帰⁉️

所属事務所は前向きに検討中と言う事ですが。

しかも共演はチョン・ウソンさん…ウソンさんは検察官役…果たしてヒョンビンさんはどんな役のか気になります。

もし確定したら夏頃に撮影開始予定とのこと…まだまだ私たちが観れるのは先ですが、新しい作品、注目ですね❗️