数日前、とあるディスカウントストアで買い物をしていると、偶然友達に出くわしました。せっかくなので、ちょっとご飯でも食べて帰ろうということになり、近くのファミリーレストランに入って、いろいろおしゃべりしました。
ピザやパスタを食べつつ、談笑しているうちに、友達がこんな話をしました。
最近、友達がとある大型ショッピングモールに行った時のことです。喫煙者である友達は、タバコが吸いたくなったので、喫煙室を見つけて、直行しました。入ってみると、広めでオーガニックな雰囲気の室内、ちょっとオシャレなベンチ、暗めで落ち着く照明、充分な数の灰皿など、とても居心地の良いつくりになっていたそうです。
喫煙者への風当たりが強くなり、禁煙の飲食店や建物が増えつつある今日このごろです。今まであった喫煙室がなくなって、外に灰皿が置かれるだけになり、やがてその灰皿も撤去される、といったことは日常茶飯事です。確かに喫煙は体に良い習慣とは言えませんが、強引に締め出すというのも、ちょっとお節介が過ぎると感じている人も多いでしょう。そんな中で、このショッピングモールがとても良い喫煙室を用意してくれていたことに、友達は感激したそうです。
私はその話を聞いて、喫煙者と非喫煙者の両方に居心地の良い空間を作り出しているそのショッピングモールは、本当のおもてなしの精神をもっているんだなと、ちょっと感心しました。今度、そのモールに私も行ってみようと思います。