なかにし礼さんの本を2冊読みました。

図書館でかりたものの
読むのが何となく億劫で
返却期限を越えて
やっと、読みました。


この本で
「精神腫瘍内科」
という言葉を知りました。


(まだ、あまり浸透してませんが)
患者本人だけでなく
家族のメンタルを支える科
だそうです。


国立がんセンターにはあるそうです。




実は私、
8月は暑さの疲れか
キンキンに冷えた職場と外とのギャップで
自律神経がやられたのか
とてもテンション低かったのです。

周りの人に言われる何気ない一言にも
いちいち落ち込んだり
考えすぎたり。

友達の、京都行かへん?
というお誘いも断ってしまったり。

好きなことをやりたいと思わなかったり。


毎週末母のところに顔を出していたのも
とても面倒になったり。

しんどそうな母を見るのも嫌だったり。




とにかくなんにもしたくない。
だるい。


あぁ、私、どうしちゃったんやろう。


って思っておりました。





「がんになっても長生きしてほしい」

そう思う人も思わない人もいると思いますが
オペが上手くいって
(今のところ)再発もない母は
病気と闘う期間が長くなります。



日常生活に支障がなければいいですが、

脚の異常なむくみで歩行が困難になったり
(介護保険の申請を本気で考えました)
そのことで気分が滅入って
言葉遣いも雑になってしまう母と
向き合うのは時として本当に辛く

(と書いていて、じわっと涙ぐんだ
がまんしてたのかな、私)

もう、知らん!

と思いたい日もありました。

(母の担当医が
とてもぞんざいな話し方をするのも
こたえています)




精神腫瘍内科…


がんのこともよく知っている医師による
精神的なサポートがあれば
どんなに心強いでしょう!

なかにし礼さんの奥さまもそれで
ずいぶん救われたと書いていました。

もっと、全国的に広まるといいな、
と切実に思います!!



今、病とともに生きてられる方と
そのご家族様が
穏やかな時間を持てることを
心から祈ります。