ミルクティを飲みながら楽しく喋って
お父さんたちはテレビを
Mクンと僕はトランプしながらテレビを見たりした。
お父さんたちが部屋に戻って、1時近くに僕らは各部屋に戻った。
部屋に戻ってから、指が痛いのでモタモタと歯磨きの用意をしてバスルームに行った。
シャワーは指が痛いのでやめた。
せめて歯磨き時に顔を洗いたかったが、指が痛いのでムリそう。
タオルは片手で絞りにくいだろうし、タオル地のハンカチを濡らして片手で握りしめるように絞りそれで顔を拭いた。
拭かないよりまだマシ。
多少スッキリした。
全体に痛みは薄らいでいたので鎮痛剤は飲むのをやめようと思った。
しかし、夜中もし痛みが出てきたら飲みたくなるかも。
日本人の僕用に水が合わなくて腹痛を起こすといけないからと、お母さんはペットボトルのミネラルウォーターを用意して冷蔵庫に入れてくれている。
部屋からキッチンは近い。
しかし、指の痛い僕には問題がある。
ベッドがめちゃくちゃ高い!
以前に『ホームステイ先のベッド』で書いたが大袈裟でなく本当に高い。
去年の僕の身長は175センチ。
その僕の肩より高い。
ヘッドボードと違いますよ。
マットの高さ!
ヘッドボードは僕の身長より高かった。
まあ、ヘッドボードは高くても問題ないけど。
ベッドが高いので、オムツの宣伝で赤ちゃんがソファーによじ登るのありますよね?
アレみたいに(赤ちゃんみたいに可愛くないけどもさ)毎夜僕もよじ登っていた。
跳び箱みたいに飛び乗ってみたりとかもした。
もちろん、ベッドに座ると足はブラブラ。
降りるときはお尻をズリズリずらして降りたりしていた。
いつもなら高いベッドを楽しめたが今夜は違う。
指が痛い。
一度ベッドに入ったらそのまま朝まで動きたくない。
冷蔵庫から水のペットボトルを持って来ておこう。
そう思ってキッチンに向かった。
さすがにまだ次女ちゃんも末っ子ちゃんもまだロッキングチェアーで寝ていないはず。
うん、
二人はいなかった。
姉妹ではなかったが、キッチンに電気をつけず冷蔵庫を開けっ放しにして冷蔵庫の明かりでシリアルにミルクをかけて食べているMクンを発見!!!
「Hも食べる?」
それには返事せず
「お腹空いたの?」
「空いてないけど、シリアルが食べたくなってね。」
すっげー胃袋してるよな。
僕なんかまだパンパンやのに。
「キッチンに電気つけたら?」
「いや、冷蔵庫の明かりで大丈夫だよ。」
「・・・」
冷蔵庫を開けっぱなんて、僕の母親が見たらキレるやろなぁ。
「僕は水を取りに来たんだ。」
Mクンも僕用の水を知っているので出してくれた。
「おやすみ」
そう言って水を持って部屋に戻った。
僕がMクンやお父さんみたいに190ほどの身長になりたかったら、あんなに食べなアカン??
いやいや、
その前にブタになるよな。
あれこれ考えながら部屋に戻りベッドによじ登った。
布団にくるまりMクンのことを考えた。
明日、絶対にまた寝坊するよな。
一緒に学校行くのは明日で最後なのに・・・。