第1回 紀尾井町のサヘイジ ~立川左平次落語会~ 17.6.28 | i10k2のブログ

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平成29年6月28日 第1回 紀尾井町のサヘイジ ~立川左平次落語会~ 紀尾井小ホール

案内メールには四谷紀尾井ホールと書いてあり、Googleで検索するとガーデンテラスのセミナールームが一番上に出てきて、写真入りの詳細な道順が出てくる。
時間があるので案内通りに行ったら、どこかの会社のセミナーをやっていて、背広の男性が数人控えていて懐かしい雰囲気。
中に案内されそうになるが断って踵を返す。

いつもの紀尾井ホールに着いて、玄関前で待っている人達と一番エレベータでホール前まで上がる。涼しい。
予約のチケットを購入して、並んで開場待ち。
中に入って扉前でリハーサルが終わるのを、また並んで待つ。
後ろから前に出ようとする人がいるが、体でブロック。

下手のいつもの位置の席にする。上手側の席は埋まっているが、こっち側は横も後ろの列も座らない。
なので余計に寒くて、長袖にジャケットでも襟を合わせる。

立川只四郎
38才、結婚6年目の妻が冷たくて熱を出しても看病してくれない、その理由を妻が返してきたのは謎かけで、思わず弟子にしてくださいと言いそうになった、と。
嫁の機嫌が斜めになった話、4才の子供との話からつる

立川左平次
第1回と言っても二つ目の時からこういう形でやっている。
昨年は披露目もここでやっているが、緊張のあまり口上で何を言って貰ったか覚えていない、と。

遡ること9年、二つ目昇進の時もここで披露公演を無謀にも昼夜でやっていて、普通やらない口上もやって貰った、と。
その時も何を言って貰ったか記憶にないが、お一方だけ高田先生はと、妹と絶縁状態になった切っ掛けの話を。

このホールが好きで二つ目になったときは落語にはマイクを使わなかったが、漫談や漫才の先生はマイクで喋るのでその差が大きすぎて(今日は)マイクを使っている、と。
浅草公会堂のときに自分はマイクを使った落語の慣れていないことを実感した、と。

一門の師匠達は大きいホールでやっているが、談志師匠がやっていた国立演芸場はここの一回り大きいだけのキャパで、落語はこのくらいの大きさが一番良いと言っていた、と。
最後はネットで5千円のチケットが12万円になって談志師匠が怒っていた、と。

談志師匠は怖いと思われているが、直弟子と孫弟子の違いがあるのかもしれないが、むしろ優しかった、と。
運転手をやらせて貰ったときのことを、車内でのことや高速に乗り間違えたことや、降り際のポチ袋を離さないで言ってくれたことを。
直弟子が驚いたポチ袋の5千円は絶対に使わないでおこうと思ったが、本を買えと言われてそれに使ってしまった、と。
談志師匠はケチではなく合理的なんだと、鰻の匂いの小噺から片棒

立川左談次
えーそういうことで、、、、嬉しそうに言っているけど明日から入院だ、と。
本来は昨日から入院だったけど、この会があるから、この会があるから医者に言って、、、、恩着せがましく言うこともないが、と。
医者の方は軽くやるぐらいなら良いと、みっちりやらないで軽くやるのなら良いと、言い付けを守る、と。

今の5分の1ぐらいの厚さだった、30年ぶりぐらい前に巻頭インタビュー受けていると、瓦版の宣伝。

ハゲ-ー、、プレッシャーの多い職業の人には多い、と。
高座で発散しているので落語家には弟子に当たるのは少ない、と。

病気が発覚して1年、左平次の真打ち話が上がったときに骨折で、決まったときに食道癌、アイツ鬼門、と。
志ん朝、談志を知らないのが入ちゃっているので、分からないことをパーパー喋っているだけ、と。

前座時代の世情、デモの激しさと機動隊の騒ぎの中での寄席の様子や自分が思ったことを。
文楽、円生がいて離れたところに小さんがいる楽屋の様子や、前座の仕事、しくじって円生に全員集められて叱られたことと翌日機嫌直しでラーメンをご馳走になるときにもっとしくじったことを。
首にならなかった、と。

何をやろうと思ったんだか、と。思い出した、子誉めだ、と。多分小燕枝師匠から習った、と。
習ったときのことを話して、今何をするって言ったっけ、と。(会場静かに)
マクラなしに、アバウトにやるから、入院前のやった印みたいなもの、と。

軽くどころでなく、元気いっぱい大きな声で、時事ネタをいっぱい詰め込んでみっちり子誉め。
思い付いたことを並べて落語をするなと一人つっこみ。

仲入り

磁石
名字のイニシャルがSとNなので、と。

立川左平次
親子会の懇親会で、先に帰った師匠のことをお父さんどうしたのと聞かれ、あまり似ていないとも言われた、と。
お客さんから師匠は面白いのだから少しは真似をしたらと言われるが、言っときますがあの子誉めは誰にも真似できない、と。(大笑い)
東西の噺家誰も真似できない、前座があれ子誉めですかと驚いていた、と。

似ようとおもっている、了見だけでも似ようとしているが難しいところがある、と。
実の親子は似ようと思わなくても似てしまうがと、子別れ(下)。

迷ったが、珍しく打ち上げには参加せずに帰宅。
日曜のダメージが残っていて大人数の中では楽しめなさそうなので、家で晩酌。