昨日、8ヶ月余に及んだ国会が終りました。

「平和安全法制」や「労働者派遣法」、「農協法改正法」など与野党がぶつかり合う法案が沢山あり、激しい議論がありました。
特に「平和安全法制」は日本を取り巻く国際的緊張が増大する中、日本の戦争抑止力を強化し、平和と安全を高めることを目的とした法整備です。
それを「戦争法案」「徴兵制」になるなど国民不安を煽るレッテル貼りに終始していたのは残念です。

今回の法案は自衛隊法や関連する10本の法律を整合性の取れた法体系に整備しようとするもので、衆議院で116時間、参議院で100時間の審議を重ねてきたものです。
北朝鮮が核やミサイル開発を進める中、日米共同で運用しているミサイル防衛網があり、共同で防護にあたる米艦船が攻撃を受けた時にこれを助ける事が出来なければ日本の防衛網も破られる事になります。
このような存立危機事態においては「限定的な集団的自衛権」の行使を必要最小限の範囲で認めようとするものであり、昭和47年政府見解が示した憲法解釈の「基本的な論理」の枠内に収まっています。

国家、国民、領土、領海、領空を守る事は政府の最重要な仕事です。
全世界の193ヶ国で国防をおろそかにしている国は有りません。

今回の「平和安全法制」の成立を中国、北朝鮮、韓国、ロシア以外のアジアを始め世界各国は賛同し歓迎してくれています。
私も戦争は絶対反対です。しかし何の努力もせず、言葉だけで平和が保たれる訳ではありません。
国際的な貢献も含め、同盟国と連携し日本の防衛力を維持し、抑止力を高める事が必要です。
国民の皆様への理解を深めて頂くためにも機会ある毎に丁寧に説明をしてゆきたいと思います