今日は釧路地方総合開発促進期成会と根室地方総合開発期成会より釧路・根室地域のと畜場の建設に関する要望をいただきました。

まりも国道を釧路空港から釧路市内に向かって走る途中、右手(西側)の山裾に現在のと畜場が立地しホクレン畜産公社が運営しているのですが、設置後40年が経過しており老朽化が進んでいることから平成27年度末に廃止されることが決定されています。

このままでは約30万頭の乳牛を抱え140万トンの生乳生産を誇る釧路・根室地域から酪農を支える重要機能が失われてしまうことになります。仮にそうなれば十勝や道内他地域の施設に依存する>その分運搬コストがかかる>酪農経営の収益が圧迫されるといった悪循環に陥ってしまいます。

何としても釧路・根室地域の酪農振興のためにと畜場と食肉流通加工施設を維持したいところですが、60億円以上もの初期投資が大きな財政負担として地域にのしかかっています。そこでこの度、釧路・根室地域から首長・議長・JA組合長など35名もの要請団が上京されご要請活動に至りました。

朝一番で両期成会からしっかりと現状報告とご要請をいただいた後、この度の内閣改造で農林水産大臣に就任された西川公也先生を訪問し、地域一丸となった要請をお聞き入れいただきました。北海道から農林水産大臣政務官に就任した中川先生も同席してくれました。

政府から財政支援を引き出すまでには、まだまだ解決しなければならない課題が多くありますが、関係者と知恵を絞ってと畜場と食肉流通加工施設建設の実現に向けて頑張って参りたいと思います。