本日は、参議院ODA特別委員会にて、財務大臣政務官として答弁いたしました。民主党・大久保勉議員から、アジアのインフラ整備や債券市場育成に向けて、政府としてJBIC(国際協力銀行)をどのように活用していく方針かとのご質問をいただきました。

私からは、アジアのインフラ整備についてJBICによる支援を行うことは、アジア経済の底上げにつながるだけでなく、日本企業の海外展開支援という成長戦略の観点からも重要であり、財務省としては、本年立ち上げたJBICの「海外展開支援出資ファシリティー」と「海外展開支援融資ファシリティー」を「車の両輪」として活用して積極的に取り組んでいく旨申し上げました。

また、アジアの債券市場育成については、JBICは海外の日系企業の資金ニーズに対応するため現地通貨建融資を実施しているところであり、その融資資金の調達手段として現地通貨建債権を発行することは有力な方法の一つと認識している旨ご説明いたしました。