バター、脱脂粉乳やれん乳の原材料となる生乳生産については、生産コストと販売価格の差を埋めるために政府が指定団体(ホクレン)に対して補助
金を出しています。昨年度の場合、1キロあたり11円95銭の単価と、185万トンの限度数量が設定されました。単価と数量は、衆参両院の農林水産委員会
と農林水産省の審議会での議論を踏まえて政府が設定する仕組みです。この補助金は酪農経営にダイレクトに効いてくるので、毎年この時期になると、多くの酪
農関係団体が酪農現場の声を届けるために国会に足をお運びくださいます。

このような中で、先週から
今週にかけて釧路管内・根室管内の町村長やJA組合長の皆様、北海道JA中央会、北海道酪農協会、北海道町村会、日本酪農政治連盟など、酪農生産者を代表
して多くの方が議員会館、国会議事堂そして自民党本部をお訪ねくださいました。皆様から頂戴した生産現場の実態に加えて、震災後の牛乳消費なども踏まえ
て、今年も意欲を持って生乳生産に汗水を流せる環境を整えるべく国会審議の準備をしていきたいと思います。

近いうちに、自民党の農林部会、畜産酪農小委員会の先生方とともに牛舎やTMRセンターなどを視察させていただく予定です。また、釧根管内のJA組合長の
皆様との意見交換も引き続き重ねていきたいと思います。酪農の元気なくして国民生活の元気はありません。特に次世代の酪農を担う若い生産者にとって頑張れ
ば報われるんだ!と思えるような酪農支援対策を政府に求めていきたいと思います。

2012.2.24 釧路管内・JA組合長会の皆様からの御要望(会館にて)



2012.2.29 自由民主党酪政会役員と北海道酪農協会役員との懇談会(自民党本部にて)