北海道の噴火湾では、ほたての養殖施設が甚大な津波被害を受けました。今日は八雲町の川代義夫町長から図面や水中写真で被害状況を詳しくご報告していただきました。


ほたての養殖施設の被害に加えて、養殖籠等の「漁具」が受けた被害も同程度あり、さらには被災施設の撤去や廃棄にも経費がかさんでいます。政府から財政的援助がしっかりと受けられるようにとのご要望をいただきました。


同日、自民党本部で開催された水産部会では、ホタテ養殖だけでなく、アサリ漁礁やウニの養殖施設が受けた被害も含めて財政的な援助をしっかり行うよう水産庁に要請をしました。水産庁では、従前の災害復旧事業の枠組みを超えて、漁船、漁具や機器の復旧等を支援できるように、財務省と第一次補正予算の検討を行っています。


夕方には、北海道漁業共済会の鎌田光夫会長、北海道漁業協同組合の西英司副会長、北海道庁の野呂田隆史水産林務部長から、巨大地震・津波関連のご要望に加えて、福島第一原子力発電所の事故による風評被害防止対策についてご要望をいただきました。


来週には政府から4兆円規模の第一次補正予算が国会に提出されます。財源面では議論となるところが多々ありますが、一日も早く東北三県・北海道の水産業の復旧・復興が実現できるように、現場の声を届けていきたいと思います。


2011/4/21


▼八雲町長からホタテ養殖の復旧に関するご要望



 


 


 


 


 


 


 


 


▼自民党政務調査会、水産部会で水産庁に要請



 


 


 


 


 


 


 


 


▼北海道の水産被害に関するご要望