普段、みなさんが天気予報や一般的な日本地図でご覧になる北海道の形からは、なかなか伝わらない事が一つあります。それは北海道がとてつもなく広大であるということです。


北海道の面積は、国土の南端から数えると、沖縄県1県に、九州地方7県、四国地方4県、中国地方3県(山口県、広島県、島根県)を足し合わせた15県の合計に相当します。


このように広大な北海道では、拠点都市間を結ぶ交通ネットワークが地域の極めて重要な役割を果たすことは言うまでもありません。


ところが、昭和30年代から国土開発縦貫自動車道の予定路線に位置付けられながら、いまだに整備が完了していない高規格幹線道路が道内各地にあります。高速道路ネットワークは切れ切れの状態です。さらに道内航空ネットワークの再編に伴い、以前よりも空の便の利便性は後退しています。


このような状況を打破し、北海道の高速道路網を実現するために創設された「北海道の地域とみちをつなぐネットワーク連携会議」(みちネットの会)の皆様が、紋別、北見、上川、函館、釧路から上京され、本日ご要望をいただきました。みちネットの会は、道内10地域の10団体から構成されているそうです。


いただいたご要望は2つでした。


一つは、北海道の高速道路・高規格道路ネットワークの早期形成


一つは、北海道開発の枠組みの堅持と国土交通省北海道局の存続


北海道は我が国の食料の供給基地として重要な役割を果たしています。広大な北海道に居住し、この役割を担う約550万人の北海道民の生活を支える交通ネットワークの整備は、医療の確保、産業振興、物流の効率化などの観点からも大切です。


みちネットの皆様からいただいたご要望を受け止めて、真に必要な交通インフラ整備に必要な予算の確保と、北海道開発のために無くてはならない北海道局の存続に向けて今後も頑張ってまいります。


2010/11/11





みちネットの皆さんと記念撮影(自由民主党本部にて)