トリプルポジティブ/ステージ1の治療計画


温存手術
 時期:2022年5月末

分子標的薬(抗HER2薬)
 薬剤:ハーセプチン(トラスツズマブ)
   間隔:3週間に1回(18回)/1年間
   期間:2022年7月〜2023年7月

抗がん剤
 薬剤:ウィークリーパクリタキセル
   間隔:1週間に1回(12回)/3ヶ月
   期間:2022年7月〜9月

放射線
   回数:?回
   間隔:毎日(土日祝除く)
   期間:2022年10月〜11月

ホルモン治療:9ヶ月?
   薬剤:?
   間隔:?
   期間:2022年?


  2022年7月


初回抗がん剤治療の為の入院でしたが、


長いような短い1日はあっという間に17時。


ずっとベッドに寝ていただけなのに


心が穏やかではなく、ものすごく疲れました。


担当看護師への蓄積した不信感は、


すでに、ただただ恐怖に変わっていました。






「17時にケモ室に案内します。」


最後のハーセプチン投与中にも


担当看護師はそう言っていましたが、


「案内は、明日の朝でいいです。」


急にそう言い残して、


後片付けをして、さっさと消えて行きます。






え…、なんで??


結局、


あの人が17時に帰りたかっただけ??






その日、自分の身に起きたこと、


この、めちゃくちゃな対応の全てが、


本当に病院側の正しい処置だったのか、


恐ろしく適当な看護師の判断だったのか、


納得できる要素が見つかりませんでしたが


点滴の影響もあって、


頭が混沌としていて思考がまとまらないまま


なんだかもう全部イヤになって、


私はぼんやり横たわっていました。






すると、


別の看護師がやって来ました。


「私、ケモ室の担当で認定看護師です。


来週から通院でお願いしますね。」


もうあの無愛想でいい加減な担当看護師に


会わなくて済むと思うと、ホッとしました。


「明日、ケモ室の説明しますね。」


この時知りましたが、


ケモ室とは、抗がん剤などの


薬物治療を受ける専用の部屋のことだそうです。






「副作用は、どうですか?」


そう言えば、


氷のように足が冷たい。。。


「ハーセプチンは悪寒が出やすいんですよ。」


確かに、異常に寒かったです。


なぜか足首から下だけでしたが、


千切れそうなぐらい、キンキンに冷えていました。


念の為に持って来ていたカイロがあったので、


足首に2つずつ巻いて保温してみても


全く意味がないほど、強烈な悪寒でした。






この後、


夕食は食べたものの、


19時30分の検温で37.5℃の発熱を確認します。






そして、


腰、骨盤、下腹部、肋骨、


いろんな所がギシギシと痛み出し、


夜になる程、ますます熱も上がっていく感覚。


もう、いっそ眠ってしまいたくて


睡眠薬をもらうことに。


1錠では効かず、


1時間後に追加でもう1錠飲んで、


ようやく朝を迎えました。






翌朝は、なんとか熱も下がったようで、


朝食は普通に食べられました。


その後、


薬剤師さんが大量の薬と、その説明に現れ、


退院が確定となりました。


退院前には、言われていたケモ室へ。




そこは、リクライニングチェアか、ベッドか、


選んでいいシステムになっていました。


昨日、挨拶された認定看護師さんから、


今後の投与について説明を聞きます。


「点滴や血圧測定は、術側に負担のないように


反対側で全て行うルールになってます。


てんさんは左の手術なので、右ですね。」






……えっ…???!!


昨日、全部術側で思い切りやられたけど。。。


やっぱり間違った処置されてたんやん!






でもこの時はまだ軽く考えていて、


さっさと手続きして退院してしまいましたが、


この後、


副作用がさらに牙を剥くのです。







She really was a devil.