昨年の番外公演では、
「and more…」
などと思わせぶりな文字を表記しておいて、
当初より何かをやろうと画策しておりました。
これは、まぁ、
延期前の3月に本来出る予定だったぴぃへの救済措置だったわけですが、

とはいえ番外公演では第3回以降、何かしらのおまけを入れるようにしております。
いや、入れるようにしているというより

入れてしまっている

が正しい表現ですね。

で、今回ですが、
絶対できない
と思っていたんですよ。

だってスタート遅かったから本編のセリフが入るかどうかすら怪しい状況だったし
スタッフさんと打ち合わせている暇もなかったし、
そもそも台本書いてる暇なんてないしね。

でも、余裕ができたらやりたいな、くらいには思っていました。

まぁ、結果的には
余裕なんかないのに

やっちまったわけですが!

なので今回は本当に役者の稽古はナシ!
スタッフさんと打ち合わせの時間もないから、
台本のト書きで暗転とカーテンコールの曲INのタイミングを指示をするのみ!

となりました。

【13時の回「カナ2」】
13時の回はぴぃとありっさが、それぞれの作品で出演時間が少ないと不満を漏らす寸劇からはじまります。
これについては本当は二人とも納得の上で役にあたっていたわけですが、
あれ?そういえば二人の出番少なくない?
きっと不満が溜まっているはずだ!!

と、勝手な解釈で

彼女たちの負担が増えました。

この回の寸劇は、出番が少ない事からの、ちょっとした何かをやりたいの流れになって、
「カナ2 予告編」へとつながります。

カナ2は2020年、2021年の作品を知らない人には本格的になんのこっちゃ?
なのですが、知ってる人が見ても、あれ?こんな話しだっけ??
という内容だったと思います。

 

この世界線ではカナとカール1号、2号の登場により、

アンドロイド需要が高まり、同時にアンドロイドを使った犯罪も急増した

みたいな下敷きがある前提です。

 

まぁ分かりやすく言うと

アンドロイドがあふれて、パトレイバーの世界みたいになったので

カナがロックマンになったような感じです。(伝われ!!)
 

正直なところ、

こういった前提を伝えるのがかったるいので大変なので、

この作品は上演が難しいかな?と思っております。

(ちゃんとやらない宣言もしたことだし)

 

ちなみにDVDのくだりは実際の劇団内のひとコマとなっております。

マジで朗読劇のみだとラク出来たんですけどね…。

 

【17時の回「伝説の樹の下で…」】
17時の回の寸劇は少しだけ流れを変えて、バッカスがコスプレ劇団になっちゃう!

それより恋愛モノがやりたいよー!

という提案から、予告編へつながる流れとなっております。

 

恋愛モノについては、実際劇団員から話が出ることがあります。

でもまぁ…、

書けないんでね

そこはもう皆さん諦めてください。

 

さて、伝説の樹の下で…。ですが、

皆さんご存じ

と〇め〇メ●リ◎ル

ですよね。

 

でもこれ、観た方分かると思うんですが、

全然ときめかないし、まったくメモリアらないんですよ。

ジャンルも

「バトル・ラブ・ロマンス」

ですから。

 

いやーでもこっちの作品はやってみたいなー。

ラブとロマンスに持っていけるかどうか不安ですが…。

 

【名前】

カナ2はカナの時からほぼ変わっていないのですが、

新キャラとして

オオガネ

マキナ0624(カールⅢ)

が登場します。

カナについては五行をもとに名前を付けておりますので

シズク(水)雫

キノシタ(木)木下

カナ(金)(金元製作所から命名)

ミドリ(土)美土里

マキナ(火)(カールⅢのため、カールは火亜流)

オオガネ(金)大金

で、金が被るんですけど、これは本編の時も同じだったのでよしとします!

(本編ではカナモト社長とカナが金被りでした)

ミドリは緑=木と思わせて実は美土里で土なんですよね。

 

一方、伝説の樹の下で...、では

六星を元に名を付けています。

シズク、カナ、キノシタは同じ名前で出てきますが、

残りの3人が

ツチヤ、ヒグチ、テンノウジとなっております。

シズク(水星)雫

キノシタ(木星)木下

カナ(金星)金

ツチヤ(土星)土屋

ヒグチ(火星)火口

テンノウジ(天王星)天王寺

 

【細かい小ネタ】

「マキナ0624」…0624はどなたかの誕生日です。

「書けらぁ!…え?暗転中に台本を!?」…「できらぁ」で検索してみてください。

「伝説の樹の下、冒頭でカナの手を引くシズク」…カナのラスト、「シズクと手をつないではけるカナ」からの続きをイメージしております。

 

覚えてる感じではこのくらいかな??

 

【ありがとうございました】

とにもかくにも番外公演、皆様のご来場ありがとうございました。

何か伝え忘れていることありましたら引き続きこちらのブログで思い出し報告させていただきます。

 

次は秋、

10/15(日)

11/12(日)

芸術祭参加を予定しております。

次はどんな作品になるのか?

また、皆様と会場でお会いできることを楽しみにしております。

 

以上、伊佐場でした。

2022年の秋の公演は劇団AK-Ⅱの五十嵐君を迎えることでなんとか上演に漕ぎつけることができました。
本来であれば10月と11月に同じ作品の公演があるのですが、この年は11月の公演がなく、10月で終了。
とりあえず11月に秋公演の残務処理やら、次どうするの話し合いが行なわれ、

番外公演やる?
みんな「やりたいです」
じゃ、やるか…。

という大変有意義な議論の末に番外公演を実施することとなりました。
(実際にはちゃんと話し合いをしました((したはずです。)))

で、例年であれば12月くらいに色々作品持ち寄ったりして年内に作品までは決めておくのですが、
この年は多くの活動できるメンバー(伊佐場含む)が外部公演に参加のため、まともに活動ができず、
そのままずるずると年明けを迎えることになってしまったのです。

ではパート2の始まりです。
ここでは最初に語りたかった、群青の魔法少女ができるまで、についても併せて語っていこうと思います。


【群青の魔法少女ができるまで】
2022年10月の公演を終え、11月頃、
ゆーきゃんがふたつのツイートを投稿します。

その1
ゆーきゃん「昔着た魔法少女風の衣装使えないかな?もう魔法少女系の作品はやらないかな??」
といった感じのツイートが写真とともに流れてきました。

…あ、あの時のアレか。(この時の衣装を知っていました)
そんな言うならせっかくだし…、ということで。

仕方ないなぁ

とリプを返しました。
魔法少女を題材にすることが決まった瞬間でした。

その2
ゆーきゃん「小学生の頃、気に入っていつも歌っていた合唱の曲を久しぶりにきいた」
という内容のツイートが合唱曲のタイトルとともに流れてきました。

どんな曲だろう?と聞いたところ、少し切ない感じのいい曲でした。
なるほど、と思い、

疲れていませんか?

とリプを返しました。
合唱曲を使うことが決まった瞬間でした。

なお、この時ゆーきゃんがツイートした曲は群青ではなく別の曲だったのですが、2020年上演予定だった「Doll(s)」でも合唱曲を使用の予定だったので、何かいい曲があれば使いたいなぁ、と、この時はその程度の考えでした。

その後、合唱曲を探していたところ、
小、中と合唱部に所属し、高校になった今でもなお合唱部を続けている娘から
娘「群青って曲がいいよ」
とタレコミがありました。

聴く、確かにすごくいい曲だ。ん?この曲の解説??

[群青の解説]
この曲は津波による原発の事故で離ればなれになってしまった南相馬の中学生のつぶやきを集め、同校の音楽教諭が合唱曲にしたもの。
タイトルの「群青」はこの学校の第二のイメージカラーであり、群青の子供たちが、いつかこの群青の街で再会できることを願って作られた曲である。


おおよそこんな感じでした。
…全伊佐場が泣きました。
ただのいい曲じゃない、その歌詞のひとつひとつに子供たちの「生」の願い、声が含まれている。

そういえばゆーきゃんの魔法少女風の衣装って青系だったよね??
あ、そうだ番外公演の日程って…、3/12(日)、震災の翌日か…。

この曲を使いたいと思いました。
この曲程の感動を与える作品にはならないかもしれない。
身の程知らずと思われるかもしれない。
でもこの折角の巡り合わせ、ただ自分がそう感じているだけかもしれないけど、無駄にはしたくないと思いました。

そして、タイトルに堂々と「群青」の名を冠し、
「群青の魔法少女」
が完成しました。

ゆーきゃんのつぶやきからはじまった今回の作品作りは、このようにいろんな巡り合わせのもと、出来上がっていったのでした。


【役の名前について】
今回はすべて花で統一しました。
アイリスちゃんについては一応色とか花言葉とかも調べてアイリスという名前に決めております。

・アイリス…アヤメ、花言葉は希望。本当は群青をイメージする花で調べたらデルフィニウムが出てきましたが、花言葉や語感優先でアイリスにしました。
・スズカ…最初はスズカケだったと思いますが、最終的にはスズランになった気がします。花言葉は幸せの再来です。
・ラン…リュウゼツランから。ドラゴンなので竜の入る花にしたかったのが理由です。一応花言葉は高貴な貴婦人らしいです。

【ランちゃん】
ランちゃんは作中で語られている通り、災いの象徴です。
彼女の登場により、平和だったアイリスとスズカの生活に別離をもたらします。
この別れは震災がもたらした人々の別れをイメージしております。

【スズカの決意】
「アイリスが守ってくれたこの世界、ずっと好きでいたいと思った」
震災直後、私たちはみんな、苦しんでいる人たちを助けたいと思ったはずです、守りたいと思ったはずです、復興して、もっといい世界にしたいと思ったはずです。
震災から12年経った今、コロナを経て心がすさみ始めていますが、あの頃の想いを忘れないでほしいなという想いを込めてスズカに語らせております。

【アイリスとスズカの再会】
アイリスとスズカのようにまた会える日がいつかくるという願いがこのシーンにこめられています。
【最後に…】

震災をイメージした作品でしたが作中では群青という曲以外、まったく匂わせがないため、そうだったのか?全然分からんという感じになってしまったかもしれません。せめてうまく告知出来ていればと、告知下手を恨むばかりです。

これを機に「群青」という曲だけでも知っていただければといった感じです。



以上でパート2終了となります。

パート3ではおまけコーナーの紹介。

1回目と2回目で何が違っていたのか?を語らせていただきます。


それでは、伊佐場でした。

この作品は、2020年の春の番外公演にて上演される予定のものでした。

3年の時を経て蘇った魔王。
この作品がお蔵入りになり、そして復活するに至った経緯を含め
「パート1」で語っていきたいと思います。

ー3年前の2020年

40周年記念公演を終えた劇団バッカスには
ありがたいことに数名の入団希望者がやってきたので、
せっかくだから、と番外公演に参加してもらうよう3つの台本を書きあげました。
この時書き上げた作品は、いずれもどこかに新人が入るように配置し、
共演者が新人をサポートできるような体制としておりました。

このうちのひとつが
「魔王が身構えるよりもはやく…」
この作品では伊佐場が魔王、琴紗が勇者、ありっさが悪魔神官の予定でした。

この年の番外公演は、
伊佐場は三作品の作・演出、およびひと作品に出演、というとんでもないスケジュールで動いていました。
40周年を終え、新人が増えて少しハイになっていたのだと思います。
そんな過酷なスケジュールの中、

新型コロナ日本上陸

当初はそれほど脅威に思っていなかったものの、徐々に徐々に迫ってきたソレは、
我々の公演さえも延期、そして無期限延期へとおいやってくれました。

今となってみれば、その頃の状況はたいしたものではない、という状況ではありましたが、
とにかく世間の目がうるさい時期でしたので、延期という判断は仕方なくもあり、
また、マスクが解除された現在においても、間違ったものではなかったと思っております。

とはいえ上演の機を逸した本作品は、
その後、しばらく日の目を見ることがなくなります。

ーそして迎えた2023年

例年通り、番外公演をどうするか?という話し合いが設けられ、今年も実施することに。
ただ、その時点で作品がひとつもなく、
この時点で動ける役者は、女性が5名だけ(この時点では)。

人数としては、2020年に上演予定だった
「魔王が身構えるよりもはやく…」と「Doll(s)」でちょうど5人なので問題は無いのですが、
上演時間が短い二作品なのと、「Doll(s)」は役者のチョイスにこだわりがあったので、
とりあえず「魔王が身構えるよりもはやく…」を上演候補とし、もう一作は書き上げることとしました。

ですが、イメージしていた新作は三人は必要と考えていたので、魔王を演じるには人が足りない。
それじゃ、自分が…、と思っていたら

キャリー

「出られます!むしろ今しか出られません!出して下さい!!」

との提案が!!

お子様産まれたばっかりじゃん!

と思いつつ、そういえば自分も子供が小さい時に劇団員の手を借りて参加していたなぁ、
と懐古し、

(劇団バッカスの…、特にこの番外公演は…、
 人形劇団のくぐつさんのあとりえを使用しての公演である以上、
 子育て世代に優しくあるべきだッ!!)


と、くぐつあとりえで番外公演を行なうようになった当時を思い出し、

 

演(や)るなら早くしろ!でなければ帰れッ!

キャリー

「私は劇団バッカスの女優!キャリー松本です!!」

 

的なやりとりがあったりなかったりした末、

(注:ないです)


キャリーが役者として参加していただくことになり、

本作品の上演が確定となったのでした。

ちなみに上記の子育て世代に優しく…、というのがあるため、
番外公演は子連れOK、未就学児無料、という方針を続けております。


ではそろそろ魔王の裏話に入ります。

 
【役の名前について】
本作は2020年当初は勇者と魔王には名前を付けておりましたが、
2023年の改訂の際に
「勇者」「魔王」「悪魔神官」
という役職名のみになりました。

名前を呼ぶ機会があまりないので、だったらナシでいいや、となったのだと思います。

当初の台本での名前は
勇者グラント
魔王アビズム
となっておりました。
グラントはグランド(大地)から名付けたような記憶があります。
アビズムは闇とか悪とか、そんな感じの意味があったような記憶があります。


【魔王とは?】
この世界における魔王は、争い、特に戦争の象徴です。
日本人が関わった戦争がおよそ80年前の太平洋戦争で、
すでにその記憶が失われつつある現代人にとって、

戦争は必ずしも悪いものとは思えず、つい過激な発言をしてしまいがちです。
それが魔王さまの目論見であるともしらずに…。
その他、SNSで見られるような、正しいことをやってもメディアの印象操作などで悪者扱いされるような、
そんな社会の闇の部分を魔王さまという象徴を以て表現しています(しているつもりです)。

【勇者について】
衣装の都合上、ドラクエVの印象が強い勇者さまですが、
個人的にはドラクエⅣの魔王、デスピサロのイメージで作っております。(ラストとか)
あと、マニアックな話ですが、OVA版の「神秘の世界エルハザード」という作品に出てくる幻影族のイメージが一番近いです。
 
【全体的なお話の内容としては…】
大体観ていただいて分かる通りだと思っておりますが、
どんなに正しいことをやってもケチのつけようがあるので、正しいことをやるのが難しい時代、
そして大きい声に乗せられて誤った判断をすると取り返しのつかないことになる。
的な内容をコメディチックにお伝えしているつもりでおります。


【最後に…】
毎度のことながら、仕上がりはあんな感じですので、とにかく観て楽しんでいただければ、というのが一番の気持ちです。
今後もあまり構えずに観て、何となくテーマを感じ取っていただけるような作品を目指して頑張っていこうと思っております。

パート1は以上となります。
この先は、パート2『群青の魔法少女編』へと続きます。

それではまた。