現代はストレス社会と言われ、
多くの人は不安と不満を抱えて
生きています。
楽しいことだってたくさんあるし、
自分で作り出しているって思っているとしても、
多くの場合、 外部の刺激であるストレスに
反応し続けているうちに、
辛いこと、不安や不満の代償としての
快楽を求め、そこで楽しみを得ている
ものだったりします。
でも、その快楽は一時的で
常に心を満たしてくれるものではないので、
次々と快楽を求め続けざるを得ない
状況になり、
不安や不満は解消しないままにあり、
心や身体に不調や病気として
影響を与えるようになります。
これは、多くのストレスの中で、
保身のために「私」の脳が過剰反応した、
動物脳が暴走した生き方をしている人が
増えているからと言えます。
人が人らしく社会で生きるための
「公」の要素を使わず、
社会は動物の世界と変わらない、
弱肉強食となり、
それが更に無理を続けなければならない
社会を作り上げています。
私たちの生き方は、
私たちが日々感じること、
外部の刺激にどう反応するかを
決めることに表れます。
私たちの日常は、出会うこと、
起こることをどう感じ、
どう反応するかの連続でできていて、
自分が現実を作っているのですが、
環境や周りの人の影響を受けて
自分の日常が決まっていると
考えている人がほとんどだと言えます。
辛いと感じるのも、
充実していると感じるのも
脳です。
同じ環境にいても
その人がどう捉えるかで
現実が変わります。
どう感じるか、捉えるかということは
動物脳と人間脳をいかに使うか
ということであり、
その人の生き方に表れることと言えます。
動物脳は情動や食欲、性欲など、
本能に関わっている部分。
自己保身への欲求が極めて強いのですが、
適切に使われれば、脳の発達を促すのに
重要な役割を果たします。
しかし、ストレスにさらされ続けると、
動物脳は強い不安感を持つようになります。
人間脳は動物脳を包み込むように位置し、
動物脳をコントロールし、
いわゆる人間的なことができるように
手助けをする部分。
理性や見識で欲望を抑え、
他人と協調しながら生きているのは、
人間脳が働いて動物脳をコントロール
している姿です。
動物脳は自分のために生きる
「私(わたくし)」に関わる脳。
人間脳は他人や社会に目を向けて生きる
「公(こう=おおやけ」に関わる脳。
人間脳と動物脳をいかにバランスよく
使うかが大切です。
今日の内容は、以下の本の内容を引用・参考にしています。
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『どんどん脳を使う』
都立駒込病院脳神経外科部長 篠浦伸禎氏著
2013年2月10日初版発行
エイチエス株式会社発行
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脳の機能は意識と関わっている
こともあり奥が深く、
その全体像を把握することは
難しいのですが、
科学的にはっきりとしてきている
こともあります。
脳の機能を知ることは、
どう生きるのかに関わる大切なこと
だと思います。
