相対的富豪説
最初に断っておくと、刑法の錯誤論の抽象的符合説などの話ではない。
昨日の当事務所のお昼のお弁当の話である。
お昼時間が近くなり、さて本日のランチは何を買おうかと思案した。
ちょうど、18日午前10時から、吉野屋の牛丼並盛が100円引きの280円になるというCMを目にしたばかりだった。
そうすると、明日280円になるものを、前日の17日にわざわざ380円で買う人もそう多くはないだろう。
きっと、今日の吉野屋は相当空いているに違いない。
そんなわけで、敢えて今、明日より100円高い吉野屋の牛丼並盛を頼み、わずか380円で大富豪気分を味わってみるのはどうであろうか?
貧民が280円で食すものを、大富豪は380円で敢えて今、食すのだ、と。
だが、残念ながら事務局からの賛同は全く得られず、言下に却下された。
結果、吉野屋で富豪気分を味わうことはできなかった。
ちなみに、牛丼並盛280円に伴い、牛鍋丼280円は材料がなくなり次第、終了するのだそうだ。
そうすると、むしろ牛鍋丼を食べ納めておいた方がよさそうである。