奇跡はいつだって起きている | 真の意味での『己育て』を・・・♡

シンプルに暮らすって難しいね。




 

何かに悩み 何かとても大切なものを

ずっとずっと手に入れられていない

 

そんな感覚が出産を期にずっとずっとあった。

 

 

私が出産した9年前は、まだ携帯もガラケーで

切迫流産で入院した時、不安ばかりでした。

 

 

今から10年ちょっと前にオーガニックが認知されだした頃で

オーガニック系のコスメなどを

恵比寿ガーデンプレイスで一生懸命探したりして。

 

 

六本木ヒルズのエストネーションで

ジョンマスターオーガニックのシャンプーとコンディショナーを

日本に入ってきたばかりなんです。

と店員さんに勧められて、お気に入りとして使い続けていた。

 

そーんな時代。

 

 

子育てとも無縁で、

でもそろそろ結婚して10年も過ぎて

仕事も続けて10年が経った。

 

32歳とかそんな歳。

 

 

子ども 産もうかな。

そう思ったら 出来なくて。

 

不妊の病院行って。

 

でも できなくて。

 

 

さて 次のステップの治療にしましょうか。

なんて提案された。

 

 

でも またそこでは奇跡が起きて。

 

 

どう考えたって タイミング的におかしいのに

私の体には命が宿っていた。

 

 

 

 

勝手に涙が溢れた。

 

 

 

不妊の病院だからか

慣れた感じで 「まだ分かりませんからね」と流産のことも言われ。

泣く私を 慣れた感じで個室に通した。

 

 

ここで泣いててねって。

 

 

出血はあったものの何の心配もなく

すくすくとお腹の子は育っていった。

 

 

そんな感じで奇跡はいつだって起きていた。

 

 

 

出産もとても奇跡で。

 

 

戌の日に水天宮にお参りに行ったその日の夜。

 

痛みがひどくて、筋腫が変性して、入院した。

 

抗生剤の点滴をしても激痛で一晩中痛み苦しんだ。

尿も管で取られると言う経験もして・・

数日後ここは個人病院で個室が高いからと先生が提案してくれて

転院することになって 救急車で運ばれた。

 

 

 

新しい病院では、

「先生から何も聞いてませんか?」

と言われ、目を丸くした

 

 

 

「筋腫どころか頸管長(赤ちゃんの頭と出てくるところの長さね)がもう短くて・・・

切迫流産でもうダメな可能性も高いので」

 

 

 

その一言に 目の前が真っ白なのか真っ黒なのか・・・

とにかく 涙が止まらず

「この子の命をどうかどうか助けてください」

そう言っていた。

 

 

 

冷静に考えれば、私の命を交換することもできないし

何なら、そう言うのじゃないし。

テレビドラマの見過ぎって感じで。笑

 

 

でも、言いたかったのは

そこじゃなくて

 

 

 

このお腹の中にある命より大事なものってないんだって

そう全身全霊で思ったのが その時だった。

 

 

夫婦共働きで 好きなだけお金も時間もあって

なんなら 自由に生きる子どもが苦手で

(今思えばインナーチャイルドの問題ね。本当は大好きなのにね)

 

 

そんな私の元に来た命に

こんな感情が湧くんだと思ったのが

その時の自分の中での驚きだった。

 

 

 

1ヶ月以上の入院をして

周りには切迫早産の人しか居なくて

 

状況の違いに苦しんだり不安になったり

 

 

でも切迫流産の時期は越えて

無事退院できて 自宅安静。

 

 

正産期に入ったら 今度は生まれてこなくて。

 

この日を超えたら 促進剤しましょうってカレンダー指差して言われて

 

 

それが嫌で 陣痛の感覚が短くなったしと病院行って

モニター付けてみたけど どんどん収まっちゃって・・・

 

 

「今日は一度家に帰りましょうか」

 

 

そう言われて、悔しくて

お腹に向かって「今日絶対生まれてやろうぜ!!!!!」

 

 

 

そう言って、広い個室で∞八の字に小走りして

ボール拾うスクワットして。

 

 

 

そしたら、30分もしないで 急激に陣痛きて。

 

そこからは

 

2時間も掛からずに 生まれた。

 

 

そう 生まれた。

 

 

先生も 看護師も 何もかも準備は間に合わず

バタバタ。

 

一番心が追いつかなかったのは

私。

 

 

最後の最後がなかなか出てこなくて

お腹の上に乗られたり・・・・

 

 

それと同時に 先生の数が増えていく。

 

 

なぜ?でも初めての子供だから

それが普通だと思う。

 

 

そして

 

生まれたけど 

 

 

生まれたけど

 

 

 

 

泣かない。

 

 

 

 

 

すぐに別のベットに寝かされた我が子は

カーテンの向こう。

 

 

 

 

私呆然。

 

 

 

 

 

管を入れる空気を吸いだすような音がする。

 

それが少ししたら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

泣いていた。

 

 

 

我が子が泣いていた。

 

 

けど すぐには抱っこできずに

どこかへ。

 

 

 

これが普通?

 

 

おめでとう って言われてない。

 

 

 

しばらくしたら 帰ってきた。

綺麗に沐浴を終えて。

(本来は生まれて数日は沐浴しない病院)

 

 

 

 

 

 

説明された。

 

 

 

 

生まれるとき 産道を通るのに時間が掛かってしまって

羊水混濁してしまって

それを飲み込んで 息ができなくなっていた。と。

 

 

そんな奇跡がまた起きた。

 

 

 

 

そして、しっかり初乳も飲み育っていった。

 

 

 

あの状態で 他の病院に転院せずなのは

凄いことですよ。と言われた。

 

 

 

 

そう また奇跡が起きていた。

 

 

 

この子は 奇跡の子なんだ。

 

 

(どんな子も奇跡の子なのにね)

 

 

 

そう思った。

 

 

 

 

 

私のずっとずっと大切なもの

手に入れられていないって感覚。

 

 

もしかしたら

 

ずっとずっとお腹の中にいたこの子。

子どもをとても愛していて

その命が私の体に宿って

 

それを最高に喜んでいた私。

 

 

 

妊娠中は入院したり安静状態で

苦しくて苦しくて もう嫌って思いながらも

 

この子がとても大切で

もっと妊娠を楽しみたかったのに

仕事が大事だと

仕事から逃げちゃダメだと勝手に思い。

 

 

 

働けないダメな自分にばかり目を向け

 

喜びに目を向けれていなかったのかもしれない。

不安ばかり先にきて。

 

 

だから もしかしたら

生まれて体が離れたことを

一番悲しくて寂しがっていたのは

私なのかもしれない。

 

 

もっと ずっと 一つの体で居たかった。

どこかで そう思っていたのが

大切な何かを失っちゃった感覚と

同じだったのかもしれない。

 

奇跡はいつでも起きているけど

その奇跡は 全部 必然に創り出している

 

私の望みは だって叶っているじゃん。

 

人間って 全部 全部 創り出せる

そんな奇跡の存在なんだよね。

 

 

生まれてから 育休とって復帰して

でも 本当は子どもとずっと一緒にいたくて

 

でも 子育てに苦しむことも沢山あって。

 

あれも これも 全部欲しくなったりして

 

 

でも、本当に欲しいものや 必要なものって

シンプルだった。

 

 

ちゃんと 仕事を手放すために 

私は病気になって。

 

仕事が続けられない体になった。

 

 

それでもしがみ付いて。

 

 

不安を手放せなかった。

 

 

 

でも、やっと手放してお休みすることになったら

 

 

 

するするすると

いろんな物が 不要に思えて。

 

心が楽になって

子どもとの時間が 今までと

全く違う世界に見える。

 

 

そうなってみて やっと

出産時のトラウマが私にあったんだって

そう気付けた。

 

どんどん成長していく息子を見て

嬉しさも沢山だけど

 

それと同じくらい寂しさがいっぱいなのは

 

私が ちゃんと 産んだって事や

愛おしいって気持ちを大切に過ごせてなかったから

なんだろうなって。

 

 

体がきついので 日によるけど

自転車の練習に付き合っていても

その時間に涙が出るほどの幸せを感じる

 

仕事手放せてなかった時

体もきつくて その中で練習に付き合って

本当の息子の笑顔を受け取れなかった

 

 

宿題一緒にしてても

なんであんなにイライラしてたんだろうって思う。

 

 

今は、会話に時間を作れる。

 

ゆっくりと でもどんどん成長している息子の姿を 

ママ大好きって言葉を 

ただただ素直に受け取れる。

 

 

私がしたかったのって これなんだって

心からやっと思える。

 

人は いろんな経験をして

魂を磨いて クリスタルの輝きを増していく。

 

そのために 今までの事は全部必要だったから

仕事も 全部 全部 感謝。

 

 

とりあえずは 体をしっかり休ませて。

この症状を作り出した 大切な体に感謝して。

私に感謝して。

おかげさまに感謝して。

 

どれもこれも 全部 ある。

感謝も 怒りも ある。

 

その湧き出てくる物 全ては

私が創り出した奇跡だから。

 

 
 

 

この先も 私は 奇跡を創り出す。

その意識をしっかりと持って

過ごして行こうと決める事から

次のステージは用意されるんだから。