突然のタイトルですが最近ふと考えます。


今までずっと仕事をしてきて

当たり前のように納税してきました。

でも30代男性の一人暮らしは

正直納税しても

何かバックがあると感じることはありません。

ゴミ出しぐらいでしょうか、、


周りの友人には子どもがいて

高齢の父母もそばに住んでいます。

そのような方の教育や福祉の面で

税金を使っていただくのは全然構わないです。

一方で、おれには子どもはいません。

親も遠い田舎に二人暮らしです。

働いて働いてこれだけ納税しても

おれはなんの還元も受けないよなぁ

と思うことがこれまでありました。


でも、

おれは今HIV陽性になりました。

高価な治療費を様々な福祉制度を使って

安価なものにしていただく予定です。

その財源は税金です。

おれが生きられるのはこの制度があるから。

もし、制度がなかったら、

福祉がこの先持続が難しくなったら、

税金で賄っている財源が枯渇したら、

おれの命がなくなることだってありうる。

HIVは決して不治の病ではない。

福祉があるから向き合えるのだと思います。

この制度がなく激しい差別があった時代、

残念ながらエイズで亡くなった方の上に

おれは生きているんだと思います。


納税に対して悲観的な気持ちがありました。

しかし納税をすることは

一人ひとりが人間らしく暮らすために、

弱者を守るために、

おれの知らない仕組がたくさんあるんだなと

考えるようになりました。


生活保護世帯や非課税世帯、

障害者手帳取得や自立支援医療、

様々な困難を抱えた人でも

周りと変わらず生きていく権利はみんなにある。

それを堅持するための税金と福祉の有り様を

この歳になって身をもって学びました。


HIVで心底悩んだけれど、

死にたいって思ったこともあるけれど

おれは仕事を辞めてなんかいられない。

周りと同様に働いて

これまで通り納税して生きていくんだ。



毎朝の薬の服用がなければ、こうやって一杯飲んで過ごす時間などありえない。福祉やHIVに向き合ってきた方々の上に成り立ってることは忘れてはいけない。