碁石海岸（大船渡市）の景勝地「碁石八景」の一つに碁石浜があります。乗船したことはありませんが、碁石海岸穴通船の発着場でもあります。浜は波によって磨かれた碁石のような黒っぽい扁平な丸い石で一面覆われていて、本物の碁石になる訳ではありませんが、その昔伊達政宗公に献上されたとの言い伝えがあるそうです。
娘の夫の従兄の家は浜の後ろの高台にあるので、浜に行ってみました。大人は丸い石を見ては、不思議だとか、何かに使えそうだとか、つい拾いたくなりますが、禁じられています
次女孫は石には全く関心を持たず、波と石に洗われたすべすべの白い貝殻を見つけるのに夢中でした
従兄さんは長年ワカメの養殖に携わって来ました。温暖化の影響はワカメにも現れていて、特に今年のは硬くて、生でそのまま食べられなくなった、味も落ちたと言います。当然売り物になる部分が少なくなり、大船渡のサンマの水揚げも減って、ただでさえ若者が減っているのに、漁業関係の後継者がいなくなるだろうと諦めムードでした。
追い打ちをかけるように、緑が美しい松が茂る碁石海岸の松が、松くい虫にやられ始めていて、よく見ると葉が茶色く変色したのも、葉が落ちて枯れ枝だけになったのも見受けられました。「ここに生まれ育って初めて見る光景だ。」と彼は言いました。
松くい虫被害は食い止めらっれないのでしょうか？今回の旅でも東北の広い地域の被害が確認できました。