不動産の間取り図を見るのが好き、ミステリーも好きなので、映画化もされ話題になっている「変な家」を読んでみました(コミックではなく小説)。
本を読むのが遅い私でも、あっと言う間に読み終えました。絵のない漫画?で、ほとんど吹き出しのセリフ?で構成されているからでしょうか。しかし、ストーリー展開の面白さは別として、まずはストーリーありきで、間取り図と言うものをこじつけた感が拭えず、最初に抱いた違和感が頭から離れませんでした。
家を購入する場合、誰でも間取りを検討する筈。謎の空間発見以前に、素人目にもおかしな間取りであることは一目瞭然。ドアを2箇所も通ってテーブルまで料理を運ぶキッチン?一坪ほどの寝室?脱衣所·浴室のそばにトイレがない?意味がなく無駄に長い廊下?子供部屋専用のトイレ?数え上げたら切りが無い。どこがありふれた物件なのだ?問題だらけの間取りの家の購入を考える夫婦が出てくるだけで無理がある😡 そんなぼんやり夫婦が、人間が入れそうもない怪しい狭い空間に気付く のは違和感あり過ぎ。そしてそこに、間取りについて得意気に説明する主人公の一人の設計士の栗原さんが登場するのだが、なんだかなあ~😓と。
そもそも施主が自分で設計したとしても、こんな変な家の施工を納得する工務店があるのか?模型作りじゃあるまいし、電気水道ガス工事が伴う建築で、風呂もトイレも全て配置が変だろう😡 設定に無理があリ過ぎる😡 小説なら現実離れしてても良いのか?世の中の建築に携わる人を舐めている?最も売れた小説?人気がある?信じられない!と、憤慨するばかりだったのですが・・・
実は今は、11もの間取りが出てくるという「変な家2」が気になって、読んでみたい気持ちと葛藤しているのが現実です(笑)