いよいよ9月だ。
2015年の9月は、
アルバム『10DEARS』のリリースツアーが決定した年明けの段階から
すでにファイナルとして意識していたから、
本当に"いよいよ"という感じが凄い。
昨日は、真夜中のライブハウスでがしがし歌ってきました。
9/24に迫るツアーファイナルワンマンに向けて、
スタッフチームもみんな集まってくれて、
音響も照明もバッチリな中でのゲネプロリハーサル。
フロアのみんなの顔を想像しながら、
がむしゃらにがしがしと歌ってた。
スタッフもみんな、この一日に描けてくれてる想いがひしひしと伝わってきて。
背中を押されるように、ただがしがしと歌った。
そしたら今まで感じたことないような感情が湧いてきた。
歌わせてもらえる事が、ただただありがたいなぁと。
昨日、歌えて本当に良かったと思う。
このゲネプロが決まってなかったら、私は歌ってなかった。
ただのリハだったら休みにしようって言ってたかもしれない。
そんな迷走している状態で、
それでも歌わせてもらえる環境に立たせてもらって、
歌い終わった時には何か吹っ切れた気がした。
音楽ってやっぱ凄い。
そう思い知ったから、
ちゃんと書こうと思う。
情けない事も全部、正直に書こうと思う。
言わなきゃ伝わらないから。
8月の終わりに、
名古屋ライブから帰ってきてから、
実はずっと震えが止まらんかった。
突然飛び込んで来た、
先輩バンドSECRET 7 LINEの交通事故のニュース、
そしてシンジさんの死。
悲しいとか驚きとか信じられないとか、
何が原因かよく分からん状況で、
情けないけど、私の頭によぎったのは、
「もうツアーやめようかな」だった。
本当に情けなさ過ぎて、
とてもじゃないけどSNSとかも何も書けんかった。
事故があった福岡の関門道は、
機材車で九州ツアーに行くなら必ず通る道。
今回の50本のツアーでも、
I-RabBitsは2回九州ツアーに行ってる。
その前のツアーも考えたら何十回と通ってる道。
移動中の高速道路、
タイヤのパンクだとか、
トラックと接触ギリギリで鳴らすクラクションとか、
雪道のスリップとか、
横目に事故が起こっている現場を通り過ぎたこともある。
状況を想像するのが容易すぎるくらい、
今回の交通事故は他人事ではなくて。
メンバーを失うなんて考えられない状況、、
リョウさんやタケシさんの事が頭によぎった。
心配を通り越して震えが止まらんかった。
死ぬのは怖いけど、
死なれるのはもっと怖い。
頼むからどうか、死なないでほしい。
交通事故じゃなくても、ありとあらゆる危険はある。
何をどう気を付ければいいのか、
不可抗力だってあるだろう。
でも、気を付けよう。
心配過ぎなくらいでも、事前に気を付けられることはやろう。
こんな状況にならなきゃ言えないのが本当に情けないけど、
今しか言えない事もあるのなら、全力で言おうと思う。
今日、リハーサルから帰って来て、
ずっと聴けなかったSECRET 7 LINEの新曲を聴いた。
シンジさんのお兄さんが、
Facebookやブログで伝えてくれてたから、届いた。
全部が、涙になって出た。
これがイマの、一番伝えたかったシンジさんのメッセージなんだな、と。
シンジさんにはもう会えなくても、
曲がそれを証明している。
やっぱり音楽って凄い。
こればっかりは、実際浴びなきゃわからない。
ビビってる場合じゃないな、と。
私も、イマを全力で歌う。伝える。
ヘタレでも全力で。
それしかない。
シンジさん、曲からめちゃくちゃパワーもらいました。
ありがとうございました。