そんな折、自分の子供の頃の成績表を受け取ることになった。
当初、要らない。
と断ったのだけど、捨てるにしても一回目を通してみよう、くらいの気持ちで見てみる…
意外なことがそこには沢山書かれていた。
不思議と、実際あったことと、自分の理想なのか、強烈に残っているイメージだけで思い出が構築されたためか、かなり思っていたことと違うことになっていて。
例えば。
私はもっと貧弱で、学校を休んだり、遅刻早退(病気によるもので)が多かった気がしていたが、至って普通に通っていたようだし。
もう少し運動は出来る方だったような気がしていたが、そうでもなかった。
総合して見ると、対して運動も勉強もできないくせして、お節介焼きでマイペースな人。
勉強についての、自己評価も、なんだかトンチンカンなことばかり言っていて、お勉強できないやつの見本のような人。
でもそうやって、第三者的に見てみたら、子供の頃の感じが全く今もそのままなんだな〜っと思ったし、先生からの助言も今の自分のことを言われているような気がして、思わず、はい、気をつけます、なんて言ってしまいそうな気分になった。
子供の頃の基盤って、変わらないんだな〜
そして、納得してしまったのだけど、私はずっと自分自身の事を、負けず嫌いな人、と思ってきたけど、振り返ってみて、ライバルという感じの人とか、あの子には負けたくない、と思ったとか、だれかいたか?と考えてみるも思い浮かばず。
でも、悔しい想いや、頑張ってきた想いは数知れず…
一体これはなんなんだ?と、この歳にして気づいたのです。
私は、いつも自分としか戦ってこなかったのだ。
これくらい出来るだろうと思っていた自分に負けたり、この前の自分より頑張れるように、と頑張っていたり。強い相手はいつも初めから負けを認めて、打ち負かす努力などしたことはなかった。
いじけてることもあったけど、基本的には、相手のことを、すごいすご〜い。うふうふ。といった感じだったように思う。
はぁなるほどね〜
わかった途端、なんか色んな思い出が走馬灯のように蘇り、ああ〜あれもそうだこれもそうだと、合点が行く出来事が沢山あった。
私の人生、負け犬だな〜っと思うことが多々あったけど、負け犬は負け犬でも、美味しいものに気を取られて、試合が始まっていることに気づかなかった犬、みたいな負け方だな〜と。
そうやって、戦いもせず、努力もせず、好きなことばっか考えて、ここまでこんな感じで生きてこれたことが、すごいよな〜っと思ったりしている。
昨日の自分に負けないように、ワタクシは今日も生きております。