昨日は、『がん患者大集会に』参加してきました。
患者さんは皆、前向きです。
父親としての役割があるから頑張っているお父さん。
同室の患者さんから『あなたと居たら気持ちが和らぐ』と言われている方。
がんになったことは辛いけど、がんになって良かった思、という方。
がんになって優しい気持ちになれるようになった、という方。
一日一日を大切に生きようと思う。
身内ががんになり、自分もがんになった時、
家族ががんになった時のほうが辛い、と感じたという方。
『がん患者は可哀想』と同情されたくない。
がんであっても胸を張って生きて行きたい。
生きるということ(よりよく生きるために)を子どもたちに伝えている教師。
ある看護師は自分は心のケアもしてるし良い看護をしていると思っていた、
しかし、がん患者になってみて、自分の行っていた看護は全然違っていたと感じた。と。
理事長である鳥越俊太郎さんは
「がんにならないとがんの患者の気持ちは分からない。
がんという辛い場面にあったから、
美しい物をみるとより美しく感ずるようになり、
悲しい時はより深く悲しみを感ずるようになり、
中身の濃い人生を送るようになった。
がんになってマイナスばかりではない。
人に優しく、家族に優しくなれた。
仕事も一生懸命やろうと思うようになったり、心の持ち方が変わった。
残りの時間を必死に前向きに生きていこうと思う。」と。
がん患者として肌で感じたことの体験談を聴くことができました。
人はいつか必ず最期のときを迎えます。
ただボーッと人生を過ごすより、どう生きるかを考え、
一日一日を大切に生き、
中身の濃い人生を送ることの大切さをあらためて考えさせられました。
当事者の声、体験談は貴重です。
私たち、【納得のできる介護を考える研究会 】も
患者家族の立場での体験談を語ります。
【一人の経験はきっと誰かの役に立つ~あなたの想いが介護を変える~】
11月28日です。
お時間のある方は、ぜひご参加ください。
愛を感じることのできる在宅看護が私たちの使命です。