池江選手の白血病告白に、日本国内が衝撃に包まれています。
私も昨年夏のアジア競技大会で驚異の6冠達成を目にし、オリンピック大会への期待を膨らませておりました。
これまで以上に池江選手を応援していこうと思います。

池江選手の告白を受け、芸能人の方からも骨髄ドナー登録の呼びかけが活発になってきています。
勇気ある告白から、白血病への理解が進み、またドナー登録制度についての協力が進めばいいと願っています。

この骨髄ドナー登録については、平成28年の12月定例会議で質問をさせていただきました。
当時の民進党の青年議員の仲間が、若くして白血病で亡くなったことをきっかけに、全国の仲間が白血病への理解を広めたい、骨髄ドナー登録を促進したいと議会活動を展開しました。

骨髄ドナー登録は18歳から54歳までになっていて、登録者が55歳を迎えると登録から外されてしまいます。
テレビCMなどで見られる「今年、二万人のヒーローが引退します」とは、このことを意味します。
登録者の平均年齢を見てみると高齢化が進んでおり、特に若い方への啓発活動が必要となっています。

また合わせてドナーを提供する際の休暇や、休業補償制度の構築が必要です。
例えば町田市だと入院、通院に要した日数に応じてドナー本人に対して1日2万円、勤務先に対して1日1万円、最大7日分支給されます。
相模原市においても提供ドナー助成制度の導入をするべきであると要望しておりました。
金額の大小ではなく、市としても骨髄バンク事業を支援していくんだという明確なメッセージを発してほしいと要望してきました。

昨日から3月定例会議が開会しましたが、私の要望が実現に向けて動き出しました。



予算の中で骨髄ドナーへの助成が計上されました。
内容等詳細については、当然これからの民生委員会の中で審査され、議会の議決を得なければなりませんが、前向きな議論を求めたいと思います。

過去の相模原市議会において、骨髄ドナーに対しての発言をした議員は私の他におりません。
議会としても関心を持ってくれれば嬉しいです。

私の仲間であった日比元名古屋市議会議員は、急性混合性白血病で亡くなりました。
ドナー提供者を探し、白血球の形が適合するドナーが4人見つかりましたが、マッチングに至らず、移植がかないませんでした。
抗がん剤治療を続け、臍帯血移植を受けたものの、35歳という若さで亡くなりました。
今は日比美咲さん、奥様が意志を継いで立派に市議会議員を務めていらっしゃいます。

今回の池江選手の白血病報道によって、骨髄ドナー登録について知った方が多くいらっしゃると思います。
一人でも多くの方の登録を、切にお願いしたいと思います。