ご縁があって、まこちゃんという女の子のことを知りました。
まこちゃんは私の母校でもある、県立相模原高校に通う一年生の女子生徒です。

肺高血圧症という国が指定する難病と闘っています。
この病気は遺伝することがあり、まこちゃんのお母さんも同じ病気です。

中学一年生の時に肺高血圧症と診断され、そこから検査入院などを繰り返したそうです。
それでもまこちゃんは負けず、県相に入学しました。
病床でも弱音を吐かず、一生懸命に勉強していたとお母さんが教えてくれました。

まこちゃんの病気を治す方法は一つ、肺移植しかありません。
しかし日本国内ではドナーを見つけることが難しく、前例もないそうです。
そこで米国に渡っての手術を決断しました。

その決断に至るまでも、まこちゃんは大変に悩んだそうです。
渡米し、スタンフォード大学で手術を受けるためには1億9000万円ものお金が必要です。
皆さんに迷惑をかけてしまう、私が助かってもいいのかと周囲にもらしていたそうです。

ご家族と医師、日本移植支援協会の方が集まって、本日16時30分から記者会見が行われました。
クラスメートの男子生徒がまこちゃんとの思い出を話してくれました。

「階段を上って行く時に手を貸してあげると、すいませんとかごめんねではなく、ありがとうという言葉が返ってきた。」
「笑顔がとても印象に残っている。」
まこちゃんは入学後、6月半ばまでしか学校に通えませんでしたが、クラスメートに強烈な印象を残しています。

お母さんの言葉が突き刺さりました。
「私は発症が遅かったが、真子にもたくさんの思い出を作ってほしい。」
「真子に未来を与えてください。」

記者会見の様子はNHKの首都圏ニュースで報道されました。


まずは皆さんにまこちゃんが頑張っている、家族とその多くの関係者も頑張っていることを伝えたいと思います。
私も一人の先輩として、何かできることから始めたいと思っています。



記者会見後、県相の学生さんたちは役所前で募金活動をしておりました。
市民の皆さんからも応援する声が聞こえてきました。