17、18、19日と秋田県にと視察に行ってまいりました。
トンネルを越えると、そこは雪でありました。
角館では岩橋家などの武家屋敷を見学、語り部さんにお話を伺いました。
味のある秋田弁に引き込まれ、あっという間の30分でした。
この辺りの街並みは300年前のものであり、改めて後世に遺す都市計画の重要性を認識いたしました。
二日目は男鹿半島に行き、主に観光行政のあり方を学ばせていただきました。
秋田と言えば、きりたんぽ、ハタハタとともに「なまはげ」が、頭に浮かぶ方も多いと思いますが、なまはげも男鹿半島に古くから伝わる文化です。
男鹿市では、なまはげを使っての観光に力を入れていますが、皆さんが一般的に思い浮かべるなまはげは、実は観光用のものであり、地域によってなまはげの顔が違うのです。
写真のなまはげもごく一部で、全部集めると100種類以上になるとのことです。
それぞれの地域で自分達のなまはげに誇りを持ち、大晦日には伝統を味わいに、また伝統を継承するために地元に戻る人が多くいるのです。
子どもはなまはげを怖れ、よく勉強し、親の言うことをよく聞くと約束し、大人は家内安全、無病息災を祈ります。
伝統文化の素晴らしさを肌で感じました。
三日目は銀河連邦の姉妹都市である能代市に伺いました。
能代市ではJAXA施設を置く街として、学生によるロケットの打ち上げ大会を行っており、毎年400人以上の学生が能代市を訪れるようです。
商店街の空き店舗を利用して、学生は一週間かけてロケットを組み立てます。
その期間中には、学生と地域の方々との交流も生まれ、大会時期を待ち望む地元の方も多いようです。
経済効果は1000万円に上り、こうした取り組みにも魅力を感じました。
こちらの写真は能代市議会の議場ですが、耐震性に問題があり、老朽化のために取り壊されるとのこと。
当時最先端のモダン様式は趣きがあり、取り壊しに反対する声も多いとのことでした。
今回の視察では伝統ある文化や建物など、地域に愛され誇られるものに触れることができました。
相模原市は未だに人口が増え、縦貫道やリニア中央新幹線など開発が進む変化のある都市です。
市民の皆さんにも新しい都市として認識されていると思いますが、シティセールスを行うためには、地域の誇りを掘り起こしていかなければならないと思います。
皆さんが相模原に生まれてよかった、住んでよかったと思われるよう、街づくりを進めてまいります。
皆さんの相模原に対する誇りはなんでしょうか?
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