7/5(木) - Cドライブの空き容量が少ない | アイループ パソコン修理日記

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大阪市阿倍野区のパソコンショップ「アイループ」における修理記録をつづります。

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症状: Windows Vista のパソコンで、Cドライブの空き容量が少ない。


原因:
ウイルスバスターが怪しい動きをしていて、「C:\Program Files\Trend Micro\AMSP」の位置に正体不明の大量のデータを45GBも蓄積していた。データの作成年月日を見ると、長年かけてできたものではなく、ここ数日の間に40GB以上増えていることがわかった。


対応:
とりあえず起動させたところ、デスクトップ画面までは順調に表示されるのだが、機械性能に対して妥当な動作速度を100とすると、およそ1~2程度の速度でしか動作しなくなる。Cドライブの空き容量を見ると、残り4MB…壊滅的である。


とりあえず何でもいいので不要そうなデータを消そうとしたが、なにしろほとんど動かないので、20分ほど経っても作業が先に進まない。…これではラチがあかない。ひとまず、頑張って30分ほどかけてシャットダウンさせた。


ハードディスクを摘出し、別のパソコンからデータの削除を試みる。この場合、「Drive Analyzer」というソフトを使うと、どのフォルダにどれくらいのデータが蓄積されているか判断しやすい。原因のところで書いたウイルスバスターのフォルダに、45GBほどの大量のデータが入っていることがわかった。どう考えても必要なファイルとは思えなかったので、念のため最新のもの3つだけ残して44GB以上を削除。これでCドライブの空き容量は確保できた。


ちなみに Vista が入っているのにメモリ1GBで少なかったので、とりあえず2GBに増設。お客さんにもメモリ増設を強くオススメする提案をし、2GBで了解を得た。 Vista はメモリ2GB積んでないと使い物にならないからである。


ハードディスクを元のパソコンに戻し、起動させてみる。Cドライブの空き容量は確保できたものの、パソコンの動きは改善が見られず、依然として激重状態のまま。タスクマネージャとハードディスクのアクセスランプなどをしばし眺めること約10分、ウイルスバスターの動きがおかしいことに気が付く


デスクトップ画面が表示されたあと、ウイルスバスターが起動し始めるが、このときに大量のメモリ(1.5GB程度)を消費していき、さらにはハードディスクのアクセスランプは点灯状態(常にハードディスクが読込みor書込みをしている)。このときに例の意味不明なデータ(何かのログ?)ができてるのかな…。それが落ち着いたと思ったらウイルスバスターがハングアップして落ち、再びウイルスバスターが起動し始める…という状態を延々と繰り返していた。パソコンの動作が異常に重たい原因は、ウイルスバスターがハードディスクのアクセスを占有していたからだった


一度シャットダウンさせ、セーフモードからウイルスバスターをアンインストールしようとしたが、何度やっても残ってしまう。やはりセーフモードじゃ厳しいかと考え、通常モードで起動直後にアンインストールを開始、なんとかうまく消えてくれた。


CCleaner」というソフトでその他の不要なデータを簡単に削除し、レジストリの掃除も完了、最後にデフラグをかけて正常動作を確認し、修理完了。…とはいえ、お客さんには現状ウイルス対策ソフトが入っていないことと、今後このパソコンにはウイルスバスターを入れないほうが良いことをアドバイスしました。


王子町、7,500円(内訳:修理4,000円、メモリ増設3,500円)。