アイループの中古パソコンは現在、基本的に以下のメンテナンスをクリアしています。このメンテナンス品質を超える中古パソコン屋は、おそらく日本全国に存在しないと思われます。もしあったらコッソリ教えて下さい。しばらく前から在庫している商品などは、現在のメンテ内容と若干異なることがあります。
01. データ完全消去ソフト(IBMのSDD)にてデータ消去
02. HDDのパーティション分割 (25GB:5GB、34GB:6GBなど)
03. CドライブにOSをインストール
04. DドライブをNTFSでフォーマット
05. 省電力設定(自動スタンバイ等)を解除
06. デスクトップによく使うアイコンを配置
07. デスクトップクリーンアップウィザードの無効化
08. 壁紙の設定
09. 無駄なアニメーション機能を一部停止
10. Microsoftへのエラー報告の停止
11. 不要なシステムログの作成を停止
12. ページング用パーティションをDドライブへ変更
13. Adobe Reader 9 インストール
14. Lhaca (圧縮解凍ソフト) インストール
15. K-Lite Mega Codec Pack (総合コーデック) インストール
16. 各種デバイスドライバのインストール
17. Windows XP を公式サイトにて正規認証
18. Windows XP SP3 アップグレード
19. Internet Explorer 7 アップグレード
20. Windows Media Player 11 アップグレード
21. Adobe Flash Player 10 インストール
22. Java ソフトウェア インストール
23. Adobe Shockwave Player 11 インストール
24. スタートメニューの最適化
25. 市販DVD映像の再生テスト (DVD対応機のみ)
26. Microsoft Update インストール
27. Internet Explorer 8 アップグレードを非表示に設定
28. Microsoft Update を数回繰り返して最新化
29. HDDのC:\WINDOWS\$~$を全消去
30. すっきりデフラグ インストール
31. HDD内をチェックディスク
32. HDD内をディスクデフラグx3回
33. memtest86+にてメモリ動作をチェック
34. 筐体のクリーニング
35. 最終動作テスト
これらを全てクリアする為には、おおむね1台あたり実稼動3時間程度かかります。仕入れたパソコンがメンテナンス中に問題を起こすこともよくあります。これらの問題が修理で改善できなければ、基本的にアイループの商品棚には並ばないとお考え下さい。それくらいアイループは商品の品質を重視しております。これは同時に、もし簡単なメンテナンスしか行わなかった場合の中古パソコンは、非常にリスクが大きいことを意味します。
このメンテナンスメニューを見て、人によっては疑問を感じる方もいるはずです。「なぜその操作をするのか」とツッコミをくらう部分があります。それぞれここでは説明しませんが、「無駄なものは省き、トラブルの元になりうるものは除き、必要なものはインストールする」という方針で何十台もメンテするうちに獲得した独自ノウハウです。
例えば「YouTubeが見れない!」という苦情を避けるために「FlashPlayer」をインストールしています。「PDFファイルが見れない!」という苦情を避けるために「AdobeReader」を入れています。「映像データが再生できない!」という苦情を避けるために「K-Lite Mega Codec Pack」を入れています。XPをSP3にアップグレードする際などは予期せぬトラブルが起こることが多いので、これもあらかじめ行っておきます。逆に、2009年5月現在は安定性に問題のあるInternetExplorer8は、アップグレードしないように設定したりします。
このブログに修理内容の詳細を公開し、このようなメンテナンスのノウハウも公開していることには理由があります。これら修理やメンテナンスのノウハウは一朝一夕に獲得できるものではなく、また他社の方が真似できない(費用対効果が合わない)ため、特に隠さず公開します。公開することで、業者としての透明性を少しでも上げることが狙いです。
とにかく、中古パソコンを買ってから起こりうるトラブルを可能な限り減らす努力をしています。