「生きることの意味」は2021年7月25日に投稿した。
自分の債務整理が終わった42歳に起業した会社を50歳で閉鎖した後、縁故で就職した会社が当時結構ブラックだった。朝8時から夜22時までの勤務時間がほとんどで土曜日も8時から15時まで祝日も休日出勤がある。まともに休めるのは日曜だけだった。早出残業しないと毎日の業務量がこなせない。縁故の手前、黙って責任感と気合いで毎日に出勤し続けていたら、14年前、突然起き上がることができなくなり、心が潰れた。
医師の診断は重度の抑うつ神経症いわゆるうつ病。身体的症状は頭痛、めまい、動悸、高血圧、両足の痙攣、引きこもりの上の寝たきり、精神的症状は自己否定、自信喪失、自己嫌悪、自己矛盾、悲観的、思考力や記憶力の低下、孤独感、物事の優先順位がつけられない、日頃できていたことができなくなる、失敗したことの修正訂正ができない、強い自責の念、奈落の底へ落ちていく感じ、極度に沈む気分など。
その結果、常に自分がこの世で、この社会で役に立たない、誰にも必要とされていないと感じ、自分は消えてしまいたくなる。希死念慮が起きる。そんなときに些細なきっかけがあれば、それを実行に移してしまう。
自分にも起きた。でも幸い未遂で終わったため、こうやって生きている。
医師に散々説教され、もう寝たきりで身動きができないような、トイレに行くのも這ってしか行けない強い薬を一時処方された。
それから約2年間、通院と服薬で治療を続けた。入院もした。
ようやく12年前頃から今の体調になり心身ともに安定しだした。精神を上げる薬や安定する薬を交互に投薬する治療方法を取ったので、いつしか病名はうつ病から双極性(感情)障害に変わっていた。
そして4年前からはまったく双極性障害の患者には見えないと主治医からも言われるようになる。通院も3年前から2ヶ月に一度になった。
自分はうつ病による障害者手帳をもっていたことを同じマンションに暮らしていた住人の何人かに心許して打ち明けた。そうしたら些細なことで仲違いが起きた時、彼らは障害を理由に自分を誹謗中傷した。訴訟沙汰になって自分が彼らをやっつけた。
社会のうつ病に対する偏見や誤解はまだまだ厳然と存在する。もちろん他の障害に対する偏見や誤解も同様だ。自分は今現在ほぼ完治の状態でも他人に正々堂々と病気を公言するのを躊躇してしまう。
自分より辛い思いをしている人はいくらでもいる。病気と向き合っている人は凄い。あなた自身を大切にして。
以降の話は「生きることの意味3」のブログに譲る。
