「厲家菜」とは「厲(レイ)家の料理」の意味。本店は北京です。日本では、ミシュランで初めて中華で星を獲得したことでも知られており、六本木から銀座に移転してまいりました。
当時はレシピや資料を残すことが許されなかったため、全て「舌」や料理長自身の「記憶」に基づいた味伝承されている事
お料理は毎日食べても飽きない、体に良いものばかり。しかも、日々150皿の料理がもてなされ、西大后には126名もの料理人が仕えていたそう。
その凄さは、厲家菜 東京店の多種多様な前菜約20種から体感できると思います
特に感動したのが「セロリと蝦子の酢和え」
同じ幅、同じ長さ、同じ切り方のセロリ。シンプルに蝦子がまぶしてあるのみ。
そのシンプルさで「おいしい」まで引き上げる凄さは、何種もの素材を合わせることよりきっと難しい。
これが本当においしい。食感、味、上質さから伝わる安心感。すばらしい一品でした
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「豚肉と白菜」しか具は無いはずなのに、滋味深く奥深い。自分が知っている味とはまったく違う。豚肉の丸みある甘み旨味にも本当に驚きました
山本益博さんの「食べ方」はさらに一説あり、これに「白飯」を添える。つまりスープとご飯を一緒に食べるのです
そうしてみると、確かに!相乗効果でおいしい。どんどん食べすすんでいきます
お料理は前菜、主菜の品数で何コースかありますが、できれば「豚肉と白菜の煮込み」が入ったコースをぜひ。もしくは、お願いすれば追加や調整もしていただけるかとも思います。
六本木店も大好きでしたが、銀座に移転し一層親しみやすくなった気がします