厲家菜レイカサイ  東京店 (銀座POLAビル) | 里井真由美オフィシャルブログ Powered by Ameba

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フードジャーナリスト。テレビや雑誌、webで活躍中。全国47都道府県、世界20ヶ国以上を着物で食べ歩きグルメ誌に連載中。日本の食文化に精通し、農林水産省 食料・農業・農村政策審議会委員に任命される。

「厲家菜」とは「厲(レイ)家の料理」の意味。本店は北京です。日本では、ミシュランで初めて中華で星を獲得したことでも知られており、六本木から銀座に移転してまいりました。

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今の料理長の先代が、清朝の西大后の食事を監督されていました。その為料理長は幼い頃からその味を覚えこんでいたそう。

当時はレシピや資料を残すことが許されなかったため、全て「舌」や料理長自身の「記憶」に基づいた味伝承されている事


お料理は毎日食べても飽きない、体に良いものばかり。しかも、日々150皿の料理がもてなされ、西大后には126名もの料理人が仕えていたそう。

その凄さは、厲家菜 東京店の多種多様な前菜約20種から体感できると思います

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特に感動したのが「セロリと蝦子の酢和え」
同じ幅、同じ長さ、同じ切り方のセロリ。シンプルに蝦子がまぶしてあるのみ。
そのシンプルさで「おいしい」まで引き上げる凄さは、何種もの素材を合わせることよりきっと難しい。
これが本当においしい。食感、味、上質さから伝わる安心感。すばらしい一品でした

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料理評論家の山本益博さんから、「絶対に食べるべき」とおすすめ頂いたのが「豚肉と白菜の煮込み」です。スープを飲んで衝撃を受けました
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「豚肉と白菜」しか具は無いはずなのに、滋味深く奥深い。自分が知っている味とはまったく違う。豚肉の丸みある甘み旨味にも本当に驚きました

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山本益博さんの「食べ方」はさらに一説あり、これに「白飯」を添える。つまりスープとご飯を一緒に食べるのです
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そうしてみると、確かに!相乗効果でおいしい。どんどん食べすすんでいきます
{13EE4455-5FC6-4C74-B9F2-C0DD3A852D29}味が濃いおかずに白飯が合う、とは真逆の方向性。旨味を存分に米に吸わせ、じんわり頂くのです。益博さんのご提案から、豚肉と白菜の煮込みには必ず白飯を添えて出されるようになったとか
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お料理は前菜、主菜の品数で何コースかありますが、できれば「豚肉と白菜の煮込み」が入ったコースをぜひ。もしくは、お願いすれば追加や調整もしていただけるかとも思います。





六本木店も大好きでしたが、銀座に移転し一層親しみやすくなった気がします
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席数も増え、予約も取りやすくなりました
次回はディナーで伺おうと思います


厲家菜 東京店

http://tabelog.com/tokyo/A1301/A130101/13196687/