3ッ星 日本料理「かんだ」/ 夏〜秋の旬を味わう | 里井真由美オフィシャルブログ Powered by Ameba

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フードジャーナリスト。テレビや雑誌、webで活躍中。全国47都道府県、世界20ヶ国以上を着物で食べ歩きグルメ誌に連載中。日本の食文化に精通し、農林水産省 食料・農業・農村政策審議会委員に任命される。

8月末。
夏「名残り旬」
秋「走り旬」両方を味わえる

今年は「かんだ」で堪能。(感謝)


先に食材だけを書くと、
名残り旬は「鮎、鱧(あゆ、ハモ)」
走り旬は「松茸」


もちろんお約束事も果たす。

完璧な「お椀」は深呼吸と精神統一し
集中して頂いた。


これは大将と食べ手のマナー。
(山本益博さんに教わりました。感謝)

今回も「まあるく甘露な味」と五感に響いたので、自分への合格点をあげようと思います。

素晴らしい、かんださんのお椀
椀種の湯葉もとてもおいしかったです




今回、一番驚いたのは
「松茸の握り寿司」



ぺろんっと、炙った松茸。
ご飯は温かい酢飯。口の中で甘みを増してほぐれ、一瞬でとろけた。

驚いた点はいくつかある。

薄切りの松茸の甘さ(かなり甘い)
温かい酢飯との相性(かなり良い)

そして、その調理法。


こうして焼かれて...
濡れ紙で覆いながら仕上げ...

熱いであろうその瞬間から
サッと握って、サッと出された

後から思ったが、
甘みの決め手はこの切れ目かと。

切れ目が入ると
口の中でご飯となじみやすい。

なじみやすさは、
甘みに変化しやすいので。

いずれにしても、
走り旬に衝撃的な逸品でした

名残り旬は、鮎

先に言うと、鮎は2尾頂けた。
最初は笹に包まれて...
燻された煙と笹の香りがたまらない。
この姿を見てこの香りをかぐだけで、
日本の情緒を感じるというもの

何と贅沢な・・・
神田大将ご自身から頂く(感謝)
頭とお腹と尾で
食感、味、仕上がりが異なっていて
1尾でも3尾のような感じ

2尾め。から揚げで頂く。
香ばしさと甘さが広がる気がする。


苦い鮎には、苦い泡ビール



ハモは贅沢に松茸と一緒に

鱧の甘さと松茸のシャキシャキ
食感コントラストを愉しめた
甘みより香り重視の逸品

太刀魚はあえて「ふわっ」とした食感で。
下に卵がビッチリ。

「これ反則技ね。したくないけどね~。」
茶目っ気たっぷりに大将が仰る。

そう、これって,,,,

「鮪   + トリュフ」 !!

絶対おいしいに決まってるやん。はい、ほんとおいしかったです
ハモにカラスミをかけたお造り..

もちもちのお素麺をいただき、

最後のご飯は どちらかを選択!

●ハモ + 松茸 
●和牛 + トリュフ の すき焼きご飯

ハモ松茸は「今だけ」だと思いながらも・・・
甘美な誘惑に負けてしまい・・・
黒毛和牛+トリュフ 卵白
お肉でくるんで食べる、食べる・・・
おいしくて とろけました
誘惑に弱い、肉食女子です。笑。
スイカゼリーと、ほうじ茶ミルクアイス



(お料理は他に3~4品出ました)


旬を味わおうと情緒的な気持ちで伺いましたが、トリュフ攻めも堪能し、最後は甘美誘惑的な気持ちでフルコースを終えたのでした。

パナソニック炊飯器CMで共演された
山本益博さんと神田大将、お二人の裏話・秘話も伺え...(笑)
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食べ好き諸先輩方と集合しての楽しい夕食会でした。ご一緒でき感謝です。


かんだ
素晴らしい名店
また伺えるように毎日頑張ろう。