食べ慣れたオトナ達こそ楽しめる和食店。
「少し外した、粋な世界観」を満喫させてくれる店だと思う。
何事も「少し外す」為には、きちんと基本が必要だ。
基本無く外しているのは、単にグダグダ。
基本があり、その上で「遊び心」を加える。
だから「粋」に達するのだと思う。
「不風流」 の料理長 松下英司さんは
和食を基礎にホテルでのご経験も長く、
様々な調理法と規律を学ばれたそう。
僭越ながら書かせて頂くと、そのご経験が
「不風流でのカウンター」で随所に活かされていたように思う。
料理は華麗にこなされ、接客にも品がある方だった。
不風流のカウンターで頂く料理は
少量多品種、25品ほど、実にリズム良くでてくる
和食で少量多品種、リズム良い流れ。
~あまり無いと思う。
まさにそこも「不風流」の粋、でしょうか。
あえて言わせて頂くなら、
スペインや北欧で体感した著名な世界レストラン、
「El Bulli エルブリ」や「Noma ノマ」のような・・・。
それでいて食べてスッと身体に馴染むのは、やはり「和食」だから。
「お酒のラインナップもいいね」とは、ご一緒した酒サムライのあおいさん
お料理に合わせお酒にも華が咲く
ワインも充実している
「日本酒オンリー」「ワインオンリー」「両方を少量づつ」など自分好みで頂ける
粋なお店は、旬の扱いが素晴らしい。
「早松茸」も早々に~鮑とのお吸い物で。
「こんなものも!?」の遊び心を一番感じた素材
画像中央、淡桃色の…
これ!「ドラゴンフルーツの、つぼみ」 です。
一見、ミョウガみたいですよね
あえて書かせて頂くと、
「ドラゴンフルーツとは」、こんな果実です
実をフルーツサラダなどで食べる事が多いですが、
これは「つぼみ」です、面白い。
食感はホコホコ、カリフラワーの軸みたい
酢塩で素材の味が活かされた味わい
先取り旬の「早松茸」など
希少~高級素材をサラリと出て来たと思ったら、
ドラゴンフルーツのつぼみ。
相当パンチを受けていたら
まだまだ甘かった。
アレンジ楽しく、
揚げ物はポルチーニ茸とオマール海老が登場
衣が細かく、タルタルソースに柴漬けが入っているので、
和風の味に仕上がっていました
お肉は一皿に三種、
能登牛、仔牛ロース、薩摩シャモ。
玄米のぷちぷち食感も快音快食です
そして「赤酢すし」
これがもう、ほんと粋な世界観。
颯爽と握ってくださいます。
上の画像でお解り頂けるかと思いますが、
お席も「不風流」な粋、です。
私の席は料理長のお隣。
で、向かい側にご一緒している友人が座っていて
何だか女将気分だったりもして。笑
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150727/17/i-kitchen/45/ea/j/t02200293_0660088013378216588.jpg?caw=800)
で、そんな粋な席で頂く赤酢すしは...
とろたく、好物の穴子で〆。
貴腐ワインの甘みでオトナのお酒の余韻も楽しみつつ、
丁寧で上品な甘さ。季節で甘味も色んな種類が味わえるそう。
東麻布 「不風流」
HPはコチラ→ http://bufuryu.com/
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050-5571-9874 (予約専用番号)
03-3505-5686 (お問い合わせ専用番号)
[月~土] 18:00~
日曜定休
お席はカウンターと個室があります。
お料理は少量多品種のコース、
懐石コースもあります。
また、多品種コースの品数などは調整もできるそうです。
カウンターでのコースは8000円、12000円。
本日は12000円の方で、とてもお値打ちに感じます。
食べ慣れたオトナ達こそ楽しめる和食店
「少し外す」という難易度の高い技をとことん満喫させてくれる店です。
また伺います。