嫌いなの | 自閉の子達・・・

自閉の子達・・・

自閉症と呼ばれる子供たちに会っていると、自分の子供のころは・・・。子供の頃の自分と意外と共感するところがあるんです。みなさんはいかが・・・

【「自閉的」といわれる子どもたち 】 石井 葉 著 すずき出版


自閉的な子は「好き-嫌い」では「嫌い」の感情の方が強く,その対象が多い…とありました。
一般的な発達では,子どもは「嫌い」よりも「好き」が多く,だから毎日が楽しいとも言えるのだそうです。

一般的な発達では,「好き-嫌い」のような二分法の考えを獲得した後で,子どもはあいまいな評価のあることを学んでいきます。
自分の気持ちがマイナスにならないように,「バツ」よりも「あと少しでマル」などの,肯定的な表現が多くなるそうです。

それに比べて,自閉的な子は「マル-バツ」の区分けが明確過ぎるのだとか…。
バツの気持ちが強すぎると心が落ち着かずパニックになったりするそうです。



という記事を目にしたのですが,本当にそうだなと感心しました。


よく会う自閉っ子達は,勝ち負けに拘るといわれますが,負けることが極端に嫌いで,同じビデオを繰り返し見つづけるのは,同じシーンが極端に好きなのかも知れませんね。


拘るというよりも,好きなのか嫌いなのかで眺めてみると,なにか違う風景が見えてくるような気がします。