大チビの感受性。 | この道を まっすぐ行くと、かおりンち。

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デコボコ道。坂道。クネクネ道。
いろんな道があるけれど、家族みんなで歩けば、大丈夫♪

我が家の大チビ、感受性豊かです。






豊か過ぎて困る事もあります。(;+ +)







大きくなって、最近は落ち着いて来たけれど。例えば……



2年前かしら?


大チビが学校から学童へ行く途中で、宗教の人が冊子を配っていて、大チビ達小学生にそれぞれ一冊ずつ、持たせたそうです。


私は知らずに、帰宅後…子供部屋で大チビが読んでいたようです。


宿題をしているとばかり思っていたら…突然泣き叫ぶ声が…!!




びっくりして、子供部屋に行くと…



その冊子の最後に書かれた、【世界の終わり(?)】を読んでいたよう。


火がついたように泣く大チビ。


そんな大チビに驚いて固まる中チビと小チビ…(笑)




私はそこで初めて、冊子を貰った事を知って、『世界が終わっちゃうんだって!』と泣きじゃくりながら説明してくれた大チビをなだめて…。(ご丁寧に子供でも読めるように、ふりがな付き)


エライコッチャな長い夜が始まりました~(;___)


何度説明しても、とにかく内容が大チビには衝撃的だったらしく…気持ちが振り返して泣き出すので、食事をするにも入浴をするにも手間取りました…(゜_゜;)


その都度抱きしめて、大丈夫よ大丈夫よとなだめて、夜は夜で眠っていても夢に見るようで夜泣き状態!!



もー困りました!



3日程、落ち着かなかった記憶があります。





大チビには今後は配られている物を貰わない事を伝え、学校からも指導していただくようにお願いしました。






ヘ(´Д`)ヘ







そんな大チビ、先日…養護施設に預けられた子供達のドキュメンタリーを見てしまいました。


風呂場から呼んでも、なかなか来ない大チビの様子を見に行くと…


(勝手にテレビをつけて)たまたまやっていたドキュメンタリー番組に目が釘付け!!




ママは(あ~こりゃヤバイな…)と思いましたが、冷静にテレビを消して、風呂へ入るように促しました。



大チビの目は、既にウルウル…




『あの子達、お父さんやお母さんに捨てられちゃったんだって。まだお姉ちゃんなのに(若いのにと言いたいらしい)死のうとしたんだって。』




ウルウルした目で、不安そうにママを見上げる大チビ。



中チビ小チビは風呂場でキャアキャア騒いでる。しばらくなら大丈夫かな…と。



大チビをいつもより強く抱きしめて。


『そうだね。世の中には色んな人が居るね。お父さんやお母さんに捨てられてしまう子もいるね。悲しい事だね。まだ子供でいたいのに、急いで大人にならなきゃならない子もいるんだね。今はゆっくり話して居られないけど、ママがお休みの日にでも又話そう。大チビは大丈夫。どんなにパパとママが叱っても、それでもパパとママの大事な宝物だよ。パパとママは、何があってもチビ達を捨てたりしない。大丈夫だからね。』





もう私の力では抱っこ出来ない程に大きくなった大チビ。


そんな大チビを抱きしめて、背中をトントン。





ショックを受けてママの肩でしくしく泣く大チビでした。











数年前、大チビを可愛がってくれた曾祖母が亡くなった時も、いじらしく式の間は我慢していましたが、出棺する途端に『もう会えないんだ』と泣き出した大チビ。


『大丈夫。あなたがいつまでも忘れないでいてあげるのが、きっと大オバアも喜ぶよ。ずっとずっと忘れないでいてね。』


他の子供達が騒ぐ中、周囲の大人達の涙を誘った大チビのいじらしさ。

式の間中、涙を堪えて大人しく参列してました。






感受性の強い大チビの話でした。





あ!普段は 『こンのぉ~!!』って思うくらいに生意気言ってます(笑)


ママの愛のグリグリ(グーでこめかみグリグリ)も、しょっちゅう喰らってますよ~(笑)