一体誰のための涙なのか、わからないけれど。
どうしても止まらない。
直接私に関係のない出来事。
けれど、あんまりにも悲しい出来事。
憶測で飛び交う噂。
真実がどこにあるのか、わからない状態で。
ここに書くのは躊躇われるよそ様の出来事。
気分転換のしようがないの。
キャンドルを灯して、心を落ち着かせる音楽を聴いても。
どうしても気をそらすことが出来ないから、もうどっぷり浸かるしかないみたい。
香織は大丈夫。
私に何かあったわけではないし、家族に何かあったわけでもない。
ただ涙をこぼして祈るしかできないけれど。
今はそうするしか、ないみたい。