昨日、越谷の発達支援センターに長男を連れて行きました。
その時に、言語聴覚士の先生と話しをして多くの気づきを得ることが出来ました。
それは、【子育てとイメージ】について。
私は今、子供が3人。6歳3歳1歳。
真ん中の子が、男の子になります。あとは女の子。
この3歳の長男は、コミュニケーション能力が他の子と比べ遅れていて、
専門の人にも1歳半ぐらいの感じかな~と言われていました。
発達支援センターには、定期的に行っていてそこでは、
親子で、一緒に遊びながら様々なことを経験させてもらっています。
長男は、普段どんな感じかと言うと。
言葉を中々上手に話すことが出来ません。
単語を1つ言うか、頑張って2語。
そして、一度これと決めたら、絶対に譲りません。
もし、思い通りにならないことがあると、1時間や2時間平気で、
フルパワーで、泣き続けます。
正直なところかなり大変です(^_^;)
長所というと、運動は得意です。
失敗しても失敗してもやり続けるので、
どんどん上達します。
長女は、石橋をたたいて渡るようなイメージで1歩1歩確実に上達するタイプですが、
長男は、自分で工夫してどんどん上達する感じ。
子供によって本当にいろいろだな~と思います。
長男については、身体だけは一人前で、コミュニケーションだけ
中々取りずらいといった感じです。
おそらく、そのジレンマが長男にとって、辛く
色々なものに当たってしまう原因になっているんだろうなと思います。
そのコミュニケーションですが。
昨日、言語聴覚士の先生と話をしていて、今私が学んでいる「脳」のことと、
非常に重なる部分が多く、なるほどな~と思うことがありました。
それは、言葉を言葉として理解するのは、大変だということ。
よく考えると、それは大人でもそうです。
例えば、【りんご】という言葉。
日本人であれば、【りんご】といえば、赤くて丸く食べると甘いりんご
をすぐにイメージすることが出来ると思います。
しかし、日本語が分からない外国人に【りんご】と伝えてもそれは、
全く意味がわからないものになります。
でも、どうでしょうか。
例えば、りんごの【絵】をかいてその絵を見せれば、
自分が伝えたい【りんご】を相手にも理解してもらえることが出来るのではないでしょか。
前回参加したスピーチ講座でもこんな話がありました。
・バーバルコミュニケーション【言語的】⇒7%
・ノンバーバルコミュニケーション【非言語的】⇒93%
これは、人が他人から受け取る情報(感情や態度など)の割合です。
簡単に言うと、相手に何かを伝えるときに大切なのは、【言葉】よりも
【非言語】的要素の方が大切だということです。
例えば、服、声の大きさ、ジェスチャー、目線など。
言葉そのものよりも、その人の雰囲気が多くの情報として
相手に伝わりやすいということです。
大人でさえ言葉の情報は【7%】ということです。
であれば、子供だったら。
ましては、コミュニケーションが苦手な子供だったら。
それは、言葉として相手に伝えることは大変なことだ。ということです。
そこで、言語聴覚士の先生と話をしたのは、
【絵】や【写真】で伝えること。
公園に行くなら、公園の絵を見せる。
ご飯を食べるなら、ご飯の絵を見せる。
歯を磨くなら、歯を磨く絵を見せる。
言葉を言葉として理解させる前に、
まず、【何を伝えたいのか。伝わっているかどうか】が大切で。
伝わっていないのに、【言葉】のみを教えようとしても無理があるよね。
ということです。
外国人に、【りんご、りんご、りんご・・・・】となんどもいってもわかりません。
実体を初めに見せて、初めてそれが【りんご】だとわかるのです。
子供にも同じことが言えるのだと思います。
そして、もう一つが。
【ジェスチャー】
例え、【絵】や【写真】がなくても、
【ジェスチャー】でも十分伝わるそうです。
子供に一生懸命、身体を使って伝えたいことを【イメージ】させるということです。
そういえば【ベビーサイン】というものもありますが。
まさしく、そういうことなのかなと思いました。
そして、大人でも相手に言葉が通じないときは、身振り手振りを使って
相手に伝えますよね。
今、私には3人の子供がいてみんなそれぞれ違います。
だからこそ、こうした新しい気づきが得られるのかなと思います。
本当に子育ては面白い。
いつもいつも子供からパワーと新しい学びをもらっています。