絵の具のような鮮やかさ。
水のような貴方。
ポタポタポタ。
冷たいな。
私の身体から顔を出した
赤い貴方は、女の子よ。
冷たい。
腕を伝う感覚。
服に垂れ落ちる音。
吸い込まれていく赤い貴方は
なんのために私に流されたの。
ごめんね。
痛みは貴方の恨み?怨念?
ツキツキツキ。
でも貴方は止まってしまう。
私を生かすために。
ありがとう。
でも
ごめんね。
やっぱり
私、自分のこと
大嫌いみたいだから。
やってて空しくなって
泣きたくなって
泣こうと思ったら泣けなかったから
血を拭うのに専念。
私はなんのために生きてるのかなあ。
答えなんて無いし
自分で作ってくの。
でも作るのがつらくて
生も死も魅力的。
ああ、生も死も一回限り。
じゃあ思い切り生きて
思い切り死にたいなあ。
生まれ変わるなんて
無くていいのになあ。
もうつらくて寂しい毎日は嫌だよ。
私は世界の何億も人がいるなかの
一人。一人でしかない。
そのことにものすごく馬鹿馬鹿しくなって
でも何億の中のたった一人に愛をもらえただけで
生きていける気がしたり
一人に嫌われただけで
世界中が暗くなって見えたり。
もし貴女に傷跡を撫でてもらえたら
この傷跡達も
顔を出した赤い女の子も
こんな私に生まれさせられた意義が見つかるんじゃないか。
ただ傷跡も女の子も
今は私が撫でるだけ。
切って
撫でて
切って切って切って
掻きむしる。
撫でる。
赤い女の子と傷跡たちを
貴女に会わせてみたいな。
私は赤い女の子に生かされてるの。
不思議ね。
貴女にも生かされてるのよ。
願いは
叶わない。
寂しいよ。
