SoftBank 記者会見
まさかの、e accessとの統合?
テザリングで、後手に回ったSoftBankが、e access(Emobile)の1.7GhzのLTEで見事な逆転劇!
詳しくは、他のブロガーさんの方が書かれると思いますが、元営業コンサルティングの眼からみて、孫正義社長の行動と決断の早さ、そしてタイミングを読む能力は見事ととしか言いようがない。
経過をみてみると、iPhone5の発売で、KDDIにテザリングという先手を打たれて、twitterやfacebookでユーザーからの声に、「検討しましょう発言」から「やりましょう宣言」をはなったのが、ちょうど一週間前。
しかしその時点でのLTEテザリング基地局の現状では、安定した通信環境は提供できないのは、素人目にも「無理だろう?」にも関わらず、来年1月15日からテザリングサービスを開始するって?
まあ、この一週間他人の会社ながら、SoftBankの社内は大変だろうなと思っていたら、裏でe mobileと協議していたとは・・・
今日の記者会見の内容を見る限り、企業のTOPがこれほどスピーディーに判断を下し実行できる会社というのは、優れた組織であり企業だと思う。(良くも悪くも)
さらに今日の会見で、孫正義社長が質疑応答で、きっかけはiPhone5ですか?の質問に対してきっぱり「YES!」と答えた事が印象的だった。
この統合で、業界占率がNTTドコモの1位(44.7%)は揺るがないものの、SoftBankはauを抜いて、28.8%(3911万人)と業界2位に躍り出た。
まさに起死回生の一発!ピンチをチャンスに変えたビジネスモデルと云えるだろう。
テザリングも来年1月15日から12月15日に前倒し、パケット放題の1.2GB/月の制限もも事実上なくなり(1GB/3日間に変更、特殊な使い方をしない限りまずあえりえない)ユーザーとしてのデメリットはない。
12月はまず、2.1Ghz(SoftBank)LTEからはじまり、1.7Ghz(Emobail)LTEは来春予定。
でも、一番驚いたのは、e accessの株価が¥15.000-から¥52.000-の評価額になった事。
設備投資額(減価償却含む)・顧客獲得コストで、3.620億円にSoftBankはシナジー(希望・期待)効果で3.600億円を算出!
孫正義社長は「やります」と云った事はほぼ実行してきた人のなので、それなりの根拠はあるんでしょうね。(日本の政治家さん、ちょっとは見習ってほしいです)
でも、結局一番喜んだのは、我々エンドユーザーではなく、株主だったのかも?